ポンヌフ
パリの橋 ウィキペディアから
ポンヌフ(仏: Pont Neuf)は、フランスの首都パリのセーヌ川に架かる橋で、シテ島の先端を横切る2つの短い橋であるが、2つ合わせて1の橋と考える。ポンヌフは、フランス語で「新しい橋」の意味である[1]が、16世紀から17世紀にかけて建設されたものであり、パリに現存する最古の橋である[2]。
カナ表記はポンヌフまたはポン・ヌフであるが、「ポン」に「橋」の意味があり、ポンヌフ橋という表記は二重表現になる。
概要
橋はシテ島の西端(下流側)をかすめて、セーヌ川左岸(南岸パリ6区側)と同右岸(北岸パリ1区側)とを結んでいる。シテ島の南側にアーチが5つ、北側にアーチが7つあり、全長238m、幅22m。
橋の建設はアンリ3世によって決定され、1578年に起工、1607年に竣工した。橋は当時一般的であった小さなアーチを連続させる構造を持っている。当初から多くの交通で賑わい、長期にわたってパリで最も幅の広い橋であった。橋はたびたび修理を受けてきたが、その基本的構造は建築当時のままであり、「ポンヌフのように丈夫」ということわざも生まれたほど頑丈な橋である[3][4]。
パリの旧市街の中心にあり、歴史的に多くの事件の現場となってきた。橋にはルイ13世、ルイ14世、ルイ15世、アンリ4世らの騎馬の銅像が置かれていたが、フランス革命下に、パリの民衆によって破壊されている[5]。
交通
隣の橋
ポンヌフを描いた美術作品
- (画)N.J.B.ラグネ(1777)
- (画)ジュゼッペ・カネッラ(1832)
- (画)ピエール=オーギュスト・ルノワール(1872)
- (画)アーサー・ジョゼフ・メドーズ(1897)
- (画)カミーユ・ピサロ(1901)
- (画)アルベール・ルブール(1905)
- (画)ユリウス・パウルセン(1911)
- (画)アルベール・マルケ
- (画)エマ・チャドウィック
脚注・出典
参考文献
関連項目
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