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日本のプロボクサー ウィキペディアから
ジャッカル丸山(ジャッカルまるやま、1953年9月24日 - )は、日本のプロボクサー。本名は丸山 良悦(まるやま りょうえつ)。青森県東津軽郡外ヶ浜町三厩出身[1]。国際ジム所属。元日本ジュニアバンタム級王者。
日本チャンピオンを獲得し、世界タイトルにも挑戦した。大手のジムに所属するアマチュア出身のエリートボクサーを、戦前の不利の予想をはね返してことごとく倒したことで知られる。頭を下げて接近し、スウィング気味の左右のフックを振り回す変則的で荒削りなボクシングだったが、毎試合のように壮絶な打ち合いを繰り返し、ファンからの支持を得ていた[1]。
1977年2月25日、プロデビュー。
1977年11月5日、5戦目でのちの日本フライ級王者船木和義と対戦し、4回判定勝ち。
1979年3月3日、全日本新人王決定戦で東竜一に6回判定勝ちし、バンタム級新人王となった。
1980年12月2日、日本ジュニアバンタム級王座決定戦で古口哲と対戦し、5回KO勝ちで王座を獲得した。同王座は糸数勤、小林裕幸相手に2度防衛後に返上した。
1981年5月9日、初代WBA世界ジュニアバンタム級王座決定戦準決勝でグスタボ・バリャスと対戦し、11回TKO負け。
1981年11月18日、25戦目で世界王座初挑戦。WBC世界ジュニアバンタム級王者金喆鎬に挑戦し、9回TKO負けで王座獲得ならず[1]。
1982年2月16日、日本ジュニアバンタム級王者となった糸数勤と再戦し、9回KO負けで王座返り咲きならず。
1982年11月9日、糸数勤とラバーマッチで対戦し、4回KO勝ちで王座に返り咲いた。同王座は関博之との2度に渡る激闘含め3度防衛後に返上した。
1984年2月14日、後楽園ホールで引退式を行う予定だったが、かつて引き分けた小林光二がWBC世界フライ級チャンピオンになったことを理由に、引退式のリング上で引退の撤回を宣下し、公開スパーリングを披露した。
戦 | 日付 | 勝敗 | 時間 | 内容 | 対戦相手 | 国籍 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1977年 | |||||||
1 | 2月25日 | ☆ | 4R | 判定 | 横尾 博行(ミカド) | 日本 | プロデビュー戦 |
2 | 4月19日 | ☆ | 1R | KO | 玉山 憲平(東洋) | 日本 | |
3 | 9月18日 | ☆ | 1R | KO | 坂本 順一(東拳) | 日本 | |
4 | 10月13日 | ★ | 4R | 判定 | 栄倉 一仁(不二) | 日本 | |
5 | 11月5日 | ☆ | 4R | 判定 | 船木 和義(東洋) | 日本 | |
1978年 | |||||||
6 | 2月1日 | ★ | 4R | 判定 | 笹野 信雄(オサム) | 日本 | |
7 | 4月25日 | ★ | 4R | 判定 | 上江洲 隆(角海老) | 日本 | |
8 | 6月27日 | △ | 4R | 判定 | 山本 勝(新日本木村) | 日本 | |
9 | 9月14日 | ☆ | 4R | 判定 | 松田 智(三迫) | 日本 | |
10 | 10月15日 | ☆ | 3R | KO | 大須賀 正治(セキ) | 日本 | |
11 | 11月13日 | ☆ | 4R | 判定 | 木之下 豊(銚子) | 日本 | |
12 | 12月18日 | ☆ | 2R | KO | 橋本 滝弘(青木) | 日本 | |
1979年 | |||||||
13 | 3月3日 | ☆ | 6R | 判定 | 東 竜一(福岡中央) | 日本 | 1978年度全日本バンタム級新人王獲得 |
14 | 6月25日 | ☆ | 8R | 判定 | 滝 真二(墨東) | 日本 | |
15 | 7月26日 | ☆ | 6R | TKO | 井 誠志(墨東) | 日本 | |
16 | 9月23日 | ☆ | 10R | 判定 | キラー 秋元(西遠) | 日本 | |
17 | 10月28日 | ☆ | 10R | 判定 | 竜 武士(青木) | 日本 | |
1980年 | |||||||
18 | 4月26日 | △ | 10R | 判定 | 中島 剛尚(帝拳) | 日本 | |
19 | 7月13日 | ☆ | 9R | TKO | 高杉 憲三(山口協栄) | 日本 | |
20 | 9月30日 | ☆ | 2R | KO | 中島 剛尚(帝拳) | 日本 | |
21 | 12月2日 | ☆ | 5R | KO | 古口 哲(センターS) | 日本 | 日本スーパーフライ級王座獲得日本スーパーフライ級王座獲得 |
1981年 | |||||||
22 | 2月24日 | ☆ | 6R | KO | 糸数 勤(帝拳) | 日本 | 日本スーパーフライ級王座防衛1 |
23 | 5月9日 | ★ | 11R | TKO | グスタボ・バリャス | アルゼンチン | WBA世界スーパーフライ級挑戦者決定戦 |
24 | 7月23日 | ☆ | 10R | 判定 | 小林 裕幸(ヨネクラ) | 日本 | 日本スーパーフライ級王座防衛2 |
25 | 11月18日 | ★ | 9R | TKO | キム・チョルホ | 韓国 | WBA世界スーパーフライ級タイトルマッチ |
1982年 | |||||||
26 | 2月16日 | ★ | 9R | KO | 糸数 勤(帝拳) | 日本 | 日本スーパーフライ級タイトルマッチ |
27 | 4月29日 | ☆ | 7R | KO | 竜 武士(パブリック) | 日本 | |
28 | 6月24日 | ★ | 10R | 判定 | 大熊 正二(新日本木村) | 日本 | |
29 | 9月3日 | △ | 10R | 判定 | 小林 光二(角海老宝石) | 日本 | |
30 | 11月9日 | ☆ | 4R | TKO | 糸数 勤(帝拳) | 日本 | 日本スーパーフライ級王座獲得 |
1983年 | |||||||
31 | 3月4日 | ☆ | 6R | TKO | 関 博之(帝拳) | 日本 | 日本スーパーフライ級王座防衛1 |
32 | 5月24日 | ☆ | 6R | TKO | 比嘉 一貴(極東) | 日本 | 日本スーパーフライ級王座防衛2 |
33 | 9月6日 | ☆ | 6R | TKO | 関 博之(帝拳) | 日本 | 日本スーパーフライ級王座防衛3 |
1984年 | |||||||
34 | 4月9日 | △ | 10R | 判定 | ラウル・バルデス | メキシコ | |
35 | 6月7日 | ★ | 10R | 判定 | 穂積 秀一(帝拳) | 日本 | |
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