シェイクスピアの庭
英国映画(2018年) ウィキペディアから
『シェイクスピアの庭』(シェイクスピアのにわ、All Is True)は2018年のイギリスの歴史映画。監督・主演はケネス・ブラナー、出演は他にジュディ・デンチとイアン・マッケランなど。演劇界を退いたシェイクスピアの晩年の日々を描いている[4]。
シェイクスピアの庭 | |
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All Is True | |
監督 | ケネス・ブラナー |
脚本 | ベン・エルトン |
製作 |
ケネス・ブラナー テッド・ガリャノ タマル・トーマス |
製作総指揮 |
マシュー・ジェンキンス ジュディ・ホフランド ベッカ・コヴァシック ローラ・バーウィック |
出演者 |
ケネス・ブラナー ジュディ・デンチ イアン・マッケラン リディア・ウィルソン |
音楽 | パトリック・ドイル |
撮影 | ザック・ニコルソン |
編集 | ウナ・ニ・ドンガイル |
製作会社 | TKBC |
配給 |
ソニー・ピクチャーズ クラシックス[1] コロンビア ピクチャーズ ハーク[2] |
公開 |
2018年12月21日[1] 2019年2月8日[1] 2020年3月6日[2] |
上映時間 | 101分[2] |
製作国 | イギリス |
言語 | 英語 |
興行収入 |
$1,312,081[3] $3,019,143[3] |
ストーリー
1613年、『ヘンリー八世』の上映中に火災が発生し、グローブ座が全焼してしまった。それをきっかけに、ウィリアム・シェイクスピアは引退を決意し、故郷のストラトフォード=アポン=エイヴォンに帰ることにした。
本作は引退したシェイクスピアが亡くなるまでの3年間を描き出していく。
キャスト
※括弧内は日本語吹替声優。
- ウィリアム・シェイクスピア: ケネス・ブラナー(菅生隆之) - 引退した劇作家。
- アン・ハサウェイ: ジュディ・デンチ(谷育子) - ウィリアムの年上の妻。
- サウサンプトン伯爵: イアン・マッケラン(羽佐間道夫) - ウィリアムのパトロン。
- スザンナ・シェイクスピア: リディア・ウィルソン(熊谷海麗) - ウィリアムの長女。
- ジュディス・シェイクスピア: キャスリン・ワイルダー(木村香央里) - ウィリアムの次女。
- エドワード・ウールマー: ジミー・ユール - 牧師。
- ベン・ジョンソン: ジェラード・ホラン - ウィリアムの親友の劇作家で詩人。
- ジョン・ホール: ハドリー・フレイザー - スザンナの夫。医師。清教徒。
- トマス・ルーシー: アレックス・マックイーン - 地元の国会議員。
- レイフ・スミス: ジョン・ダグリーシュ - 服飾小間物商人。スザンナの不倫相手。
- トム・クワイニー: ジャック・コルグレイヴ・ハースト - 酒などの貿易商。プレイボーイ。ジュディスの夫に。
- ジョン・レイン: ショーン・フォーリー - スザンナの不倫を告発した男。
- アーロン役の俳優: ノンソー・アノジー - ウィリアムがジョン・レインに話をした際のイメージ映像に登場。
製作・公開
2018年10月30日、ケネス・ブラナー監督がウィリアム・シェイクスピアの最晩年を描いた作品を極秘に撮了しており、ソニー・ピクチャーズ クラシックスがその配給権を購入していたと報じられた[5][6]。同日、パトリック・ドイルが本作で使用される楽曲を手掛けるとの報道があった[7]。12月5日、本作のオフィシャル・トレイラーが公開された[8]。21日、本作は第91回アカデミー賞へのノミネート資格を得るべく、アメリカ合衆国で限定公開された[9]。2019年1月4日、本作はパームスプリングス国際映画祭で上映された[10]。2月8日、本作のサウンドトラックが発売された[11]。
評価
本作は批評家から好意的に評価されている。映画批評集積サイトのRotten Tomatoesには113件のレビューがあり、批評家支持率は71%、平均点は10点満点で6.55点となっている。サイト側による批評家の見解の要約は「キャスト陣は見事で、画面は美しい。『シェイクスピアの庭』はシェイクスピアの最期の日々の悲哀を表現している。」となっている[12]。また、Metacriticには32件のレビューがあり、加重平均値は59/100となっている[13]。
出典
外部リンク
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