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『サンタ・カンパニー』 (SANTA COMPANY) は、糸曽賢志による日本のオリジナル作品。2002年に糸曽賢志が描いたマンガが企画の発端となっており、それ以降クリスマス時期に様々な展開をみせている。2014年に糸曽賢志自身の出資により自主制作版のアニメーションが公開となり、2019年にその作品をリニューアルして新たなシーンを追加し長尺化した劇場版の『サンタ・カンパニー 〜クリスマスの秘密〜』が発表され、2021年にはスピンオフ作品として『サンタ・カンパニー 〜真夏のメリークリスマス〜』が発表された。プロモーションも兼ねて「株式会社サンタ・カンパニー」を実社会に設立しており、同社には作品と同じく「サンタ部」「プレゼント部」「トナカイ部」が存在し、実際に事業を行っている。
サンタ・カンパニー | |
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ジャンル | ファンタジー |
映画:サンタ・カンパニー(自主制作) | |
総監督 | 糸曽賢志 |
監督 | かまくらゆみ |
脚本 | 福島直浩、糸曽賢志 |
キャラクターデザイン | 原田大基 |
音楽 | 板垣祐介 |
制作 | Nexus |
製作 | KENJI STUDIO |
封切日 | 2014年 |
上映時間 | 28分 |
映画:サンタ・カンパニー 〜クリスマスの秘密〜 | |
原作 | 糸曽賢志 |
監督 | 糸曽賢志 |
脚本 | 糸曽賢志、オンダユウ |
キャラクターデザイン | 左 |
音楽 | SUPA LOVE |
制作 | 旭プロダクション |
製作 | KENJI STUDIO |
配給 | キグー |
封切日 | 2019年11月29日 |
上映時間 | 65分 |
映画:サンタ・カンパニー 〜真夏のメリークリスマス〜 | |
原作 | 糸曽賢志 |
監督 | 糸曽賢志 |
脚本 | 糸曽賢志、オンダユウ |
キャラクターデザイン | 工藤昌史 |
音楽 | SUPA LOVE |
制作 | ORENDA |
製作 | KENJI STUDIO |
封切日 | 2021年1月29日 |
上映時間 | 27分 |
テンプレート - ノート | |
プロジェクト | アニメ |
ポータル | アニメ |
アニメーション製作、関連商品展開などのプロジェクト遂行にかかる費用を糸曽賢志が全額出資し、作品製作・商品展開までを一貫して行った作品。助成金やクラウドファンディングの活用、作品素材を使用した教材の展開といった手法の組み合わせにより、公開前に製作費用を回収したことでも話題に上った[1]。
2012年11月8日 - 2012年12月25日の間、小説「サンタ・カンパニー プレゼント大作戦!」の発売に合わせてコールド・ストーン・クリーマリーとタイアップイベントを開催。アニメーション劇中にフィンたんが登場しているほか、フィンランドのサンタクロースから届いたメッセージが劇中に使用されている。2013年12月に、大阪府茨木市の協力のもと、アニメーションの一部をプロジェクションマッピング上映し2500名を集客。
2013年7月に日本国内のクラウドファンディングサイト「anipipo」にて支援を呼びかけた結果、目標金額に届かず失敗に終わるが、2013年12月に海外のクラウドファンディング「Kickstarter」にて再度支援募集を開始。30日間で目標金額の50,000ドルを超え、72,270ドルを集めた。
2014年に完成したアニメーションは文部科学省選定作品に選出。東京国際映画祭にて招待上映された他、カンヌ国際映画祭のショートフィルムコーナーにて作品紹介された。また、作品の制作過程データを触りながら学べるDVD-ROM教材や、関連書籍も展開。そのDVD-ROM教材の英語版制作費用も「Kickstarter」にて支援募集し、目標金額の15,000ドルを170%以上上回る25,634ドルを調達。プロジェクト累計1000万円以上の調達に成功した 。
「サンタ・カンパニー」とは「サンタ部」「プレゼント部」「トナカイ部」の3つの部署から成る大手企業。普段のサンタ部はセキュリティー事業を、プレゼント部は物販業&運送業、トナカイ部はナビ事業や動物事業を行っています。そして年に一度3つの部署が協力して安全にプレゼントを運ぶ日がクリスマスイブなのです!少女ノエルは不思議な会社「サンタ・カンパニー」に入ったばかりの新人。サンタクロースのお手伝いをする正式な「トントゥ」になるために試験にのぞみます。そんな大事な時に会社に遅れて届いた1通の手紙。それがきっかけとなりノエルと仲間たちはプレゼントを巡る冒険へと出発することに……!
『サンタ・カンパニー 〜クリスマスの秘密〜』のタイトルで2019年11月29日に公開。2021年開催の東京国際映画祭にて招待上映。
製作委員会方式とは異なる手法を用いており、作品における著作権をすべて糸曽賢志が持ちながら製作される劇場アニメーション。2012年に駐日フィンランド大使館公式キャラクターのフィンたんを糸曽賢志がデザインした流れで、フィンランド大使館にて2019年6月10日に制作発表会が行われた。同作は日本とフィンランドの国交100周年記念作品にも位置づけられている。同時上映のオリジナルアニメーション『コルボッコロ』と物語がリンクした作りになっている。
2019年6月20日にSony Bank GATEにてクラウドファンディングを開始し、開始2週間で目標金額4000万円を達成。続いて2019年8月16日より国内のクラウドファンディングサイトMakuakeでも目標金額500万円を達成した。
ノエルはクリスマスが大嫌い。両親は離婚し、一緒に住む父親も仕事に大忙し。友達も遊んでくれず、今年もひとりぼっちかと憂鬱な気持ちで 横浜の自宅に帰ると、なぜかそこには「サンタ・カンパニー」という会社が広がっていました。なんとサンタクロースは会社組織に属していたのです。驚くノエルの目の前を飛んでいく大勢のサンタクロースたち。そしてクリスマスにおける様々なカラクリを知るノエル。そこで出会った同年代の子供達に感化され、サンタ・カンパニーに入社することを決めます。入社するための試験、プレゼントを配る冒険、途中に迫りくる恐ろしいムックとの戦い、様々な困難の中でノエルが導き出した働く意味とは……!これはクリスマスにまつわる、ちょっと不思議で、それでいてとってもとっても輝ける、秘密の物語。
『サンタ・カンパニー 〜真夏のメリークリスマス〜』のタイトルで2021年1月29日に全世界同時オンライン配信にて公開。2021年開催の東京国際映画祭にて招待上映。
製作委員会方式とは異なる手法を用いており、作品における著作権をすべて糸曽賢志が持ちながら製作された。SDGsにおける14番目の目標である海の豊かさを守ろうに基づき、エンタテインメントで社会課題を解決することを目的に、楽しみながら考えられるアニメーションとなっている。世界で2,000万人以上のアニメファンが集うコミュニティMyAnimeListを通じて世界配信でのオンラインワールドプレミア上映会を行った後、日本財団「海と日本プロジェクト」の一環として全国400校の小学校での上映会実施や水族館での上映会の実施、地上波での放映など、多角的に展開した。クイズ形式の副教材アニメーションも作成され海洋教育の教材としても活用されている。
「サンタ・カンパニー」は世界中の子どもたちにプレゼントを届ける大手企業。サンタクロースのお手伝いをするテストに合格した子どもたち「トントゥ」は、いろんな国のクリスマスのために、南半球の島での研修もかかせません。とある南の島で訓練を受けるミントやトントゥの仲間たち。 そこで目にしたのは美しい海と、砂浜、そして浜辺にうちよせるたくさんの海のごみ。この海に暮らす人々や海の生き物はどうなってしまうのでしょうか……。海での訓練もいよいよ大づめ。盛り上がるトントゥたちに突然ピンチが!!『今を頑張るだけよ!』そう心に決めたミントはトーマス、ノアと一緒に危機に立ち向かいます。果たしてその結果は――!?
糸曽賢志、野口周三、桃井優月、品川千陽による漫画作品が、『サンタ・カンパニー 〜クリスマスの秘密〜』の公開に合わせてLINEマンガにて連載が開始し2021年に完結した。ストーリーは劇場アニメ版とは異なっており、ターゲット年齢層を上げた展開となっている。2019年11月25日にLINEコミックスよりフルカラー版の単行本1巻が発売され、2021年12月15日には同じくフルカラー版の単行本2巻と3巻が同時発売され完結した。作者が4名とも連載時は現役の大学教員であり、マンガ制作を教育に活かしながら週刊連載をする実践的な試みで、芸術を学ぶ大学生達がアシスタントとして参加していた。
今年もまた、ひとりぼっち。クリスマスに向けて華やぐ街とは裏腹に、ひとり、憂鬱な気持ちを抱えるノエル。そんなとき、怪しい占い師のお婆さんから、「クリスマスに、⼀⽣を左右する何かが起こる」と告げられる。占い師の⾔葉を気にしながらも、⾃宅のマンションに戻ると、エレベーターが知らない階で停まり、扉が開く。そこはサンタクロースを派遣するという不思議な会社で、その巨⼤なオフィスに、ノエルは迷い込んでしまう……。
『サンタ・カンパニー プレゼント大作戦!』は、福島直浩、糸曽賢志、左による小説。自主制作アニメ版『サンタ・カンパニー』の一年前の出来事を描いたアナザーストーリー。アニメでは説明されていない設定が小説で明かされる仕組みになっている。ポプラ社より2012年11月に出版された。
ひとりぼっちのイブの夜、エレベーターを降りたノエルが迷い込んだのは「サンタ・カンパニー」。「早く」「正しく」「こっそりと」をモットーに、子どもにプレゼントを届けるという、サンタクロースの会社だった。そこで出会った3人と一匹の仲間たちと、ソリにのせそこねた一個のプレゼントを届けるために、いざ出発! スリル満点、冒険と友情とときめきと、感動のクリスマス・ファンタジー!
『CAC(キャラクターデザイン・アニメーションカリキュラム)』は、「サンタ・カンパニー」のアニメーション制作過程にできたデータを用いて企画から完成までを触りながら学べる実践的教材。DVD-ROMにPSDなどのデータ資料と制作工程を解説したPDFデータが収録されている。史上初の教材として、東京都より助成対象プロジェクトに選定された。海外のクラウドファンディングサイト「Kickstarter」を活用して英語翻訳化プロジェクトも立ち上げ、グローバル展開もしている。
『アニメに学ぶ 魅力的なキャラクターと動きの描き方』は、「サンタ・カンパニー」のアニメーション作画素材を用いて、演出意図を含めたキャラクターの気持ちを表現する動き、表情、構図の描き方を解説した教本。マイナビより2014年7月24日に出版し、Amazonのデザイン・グラフィックスカテゴリーでベストセラーランキング1位になっている。
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