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サラリーマン山田(サラリーマンやまだ)は、水木しげるの作品に登場する架空の人物。メガネ出っ歯などとも呼ばれる共通の特徴を持つ人物の総称。
眼鏡と出っ歯が特徴の哀調を帯びたサラリーマン。山田の名前で登場することが多いが、作品ごとに異なる場合もある。また、サラリーマン以外にも漫画家、町人、学生、忍者、河童など様々な役柄の中で平凡な一般人を演じるキャラクターであり、幸福を夢見て慎ましく日々を過ごすが、様々な悲劇に遭わされるなど報われることは少ない。
水木しげる作品のスター・システムとしては、特に登場頻度の高い定番のキャラクター。水木の貸本時代後期であり、『ガロ』(青林堂)で雑誌デビューを果たした1964年頃から登場するようになる。
キャラクターのモデルは水木の貸本漫画を出版していた東考社の桜井昌一。水木は初対面の時から彼の個性的なマスクに惹かれたといい、本キャラクターについては、働いても働いても落伍していく善良な現代人という感じがよく現れた重要なキャラクターと述べている[1]。なお、水木の自伝漫画で描かれる桜井昌一も同様の容姿で登場する。
鳥取県境港市の水木しげるロードでは鬼太郎等の妖怪に交じってサラリーマン山田のブロンズ像や着ぐるみが存在する。また、2018年4月3日より市内を走るはまるーぷバスにおいて、車内外に多数のサラリーマン山田が描かれたラッピングバスが運行している[2]。
など多数。
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