鼓浪嶼
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鼓浪嶼(ころうしょ、閩南語白話字:Kó͘-lōng-sū、簡体字: 鼓浪屿=北京語発音はグーランユー)は、中華人民共和国の福建省廈門市思明区にある島。現地で話される閩南語の発音に基づいてコロンス島とも呼ばれる。かつて万国共同租界が置かれており、他国の影響も受けつつ独自の建築文化(特に20世紀初頭のモダニズム様式とアールデコ様式を融合したアモイ・デコ様式)を発達させたことが評価され、2017年に世界遺産リストに登録された[1][2]。中華人民共和国国家級風景名勝区(1988年認定)[3]、中国の5A級観光地(2007年認定)[4]。
廈門は、アヘン戦争後の1842年に結ばれた南京条約で開港した5港の一つであったが、島には領事館が置かれ、西洋人が多く住んでいた。現在も洋館や教会などが存在する。
植民地時代、島に中国で唯一のピアノ博物館があったため、島は「ピアノの島(鋼琴之郷)」と呼ばれていた。その歴史的背景から、島内の小中高では音楽の専門授業を行っている。また厦門市の事実上の市歌となっている「コロンス島の波(鼓浪嶼之波)」という曲がある。現在は観光の島として、多くの観光客で賑わっている。島内には旧日本領事館のほか、オランダ領事館・スペイン領事館(カトリック教会を併設)・イギリス領事館などが現存している[5] 。
バイク及び自動車の走行は禁止されていて、許可を得た観光営業用電気自動車のみ走行可能となっている。
2017年の第41回世界遺産委員会で登録された。
この世界遺産は世界遺産登録基準のうち、以下の条件を満たし、登録された(以下の基準は世界遺産センター公表の登録基準からの翻訳、引用である)。
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