コスモピア内之浦

コスモピア内之浦（コスモピアうちのうら）は、鹿児島県肝付町南方にある国民宿舎。2020年（令和2年）9月から休館となっており、肝付町は建物を解体する方針である^[1]。

概要

1997年（平成9年）に建築された鉄筋コンクリート4階建、高さ22.71mの施設である^[2]。1998年（平成10年）に開業した^[3]。

宿泊施設は和洋室1室、和室12帖1室、和室10帖12室、シングル17室、ツイン8室の合計39室である（定員106名）^[2]。宿泊施設の付帯施設として、レストラン（80席）、ティーラウンジ（20席）、宴会場（110席）、研修室（90席）、フロント、売店、ロビー等がある^[2]。

温泉施設には大浴場、家族風呂、福祉風呂があり、付帯施設として軽食コーナー、休憩コーナー、休憩室、研修室、リラックスルーム、トレーニングルーム、健康相談室等がある^[2]。

2006年度以降は赤字が恒常化するようになり、新型コロナ禍でさらに稼働率が低下し、運営事業者が撤退し、2020年（令和2年）9月から休館となった^[3]。

肝付町は2024年（令和6年）の12月議会に解体工事費5億9300万円を計上した補正予算案を提案した^[3]。これに対して、地元では改修による再活用を求める住民の活動も行われている^[3]。

泉質

• 泉温 29.4℃^[2]
• 湧出量 70ℓ/分（1994年10月31日時点）^[2]
• 泉質 アルカリ性単純硫⻩泉（低張性アルカリ性低温泉PH：9.8）^[2]

脚注

1. “20年9月から休館中…国民宿舎「コスモピア内之浦」解体へ　跡地に代替施設整備　肝付町”. 南日本新聞. (2024年6月7日). https://373news.com/_news/storyid/196037/ 2024年12月22日閲覧。
2. “サウンディング型市場調査 国⺠宿舎コスモピア内之浦 参考資料” (PDF). 肝付町. 2024年12月22日閲覧。
3. “未来担う資産か、負の財産か…休館続く国民宿舎巡り揺れる地元 解体する方針の町に、住民からは早期改修・再開求める声も”. 南日本新聞. (2024年12月18日). https://373news.com/_news/storyid/206163/ 2024年12月22日閲覧。