クレア・フォイ

クレア・エリザベス・フォイ（Claire Elizabeth Foy, 1984年4月16日 - ）は、イギリスの女優。ドラマ『ザ・クラウン』のエリザベス2世役で知られる。

クレア・フォイ Claire Foy
2018年
本名	Claire Elizabeth Foy
生年月日	(1984-04-16) 1984年4月16日（40歳）
出生地	イングランド グレーター・マンチェスターストックポート
活動期間	2008年 -
配偶者	スティーヴン・キャンベル・ムーア（英語版）（2014年 - 2018年）
主な作品
映画 『ブレス しあわせの呼吸』 『アンセイン 〜狂気の真実〜』 『ファースト・マン』 『蜘蛛の巣を払う女』 『ウーマン・トーキング 私たちの選択』 『異人たち』 テレビドラマ 『ウルフ・ホール』 『ザ・クラウン』
受賞 エミー賞 主演女優賞（ドラマシリーズ部門） 2018年『ザ・クラウン』 ゴールデングローブ賞 女優賞（ドラマシリーズ部門） 2016年『ザ・クラウン』 全米映画俳優組合賞 女優賞（ドラマシリーズ部門） 2016年『ザ・クラウン』 2017年『ザ・クラウン』 その他の賞 ナショナル・ボード・オブ・レビュー賞 アンサンブル演技賞 2022年『ウーマン・トーキング 私たちの選択』 サテライト賞 助演女優賞 2022年『ウーマン・トーキング 私たちの選択』

生い立ち

ストックポートで生まれる。マンチェスターとリーズで育ち、ランク・ゼロックスのセールスマンだった父親のためにバッキンガムシャー州のロングウィック（英語版）に引っ越したが、8歳の時に両親は離婚した^[1]。

キャリア

2008年に『ビーイング・ヒューマン』シリーズで女優としてデビューし、2011年に『デビルクエスト』で映画デビューした。

2015年、BBC2のドラマ『ウルフ・ホール』で女王アン・ブーリンを演じ、英国アカデミー賞（テレビ部門）女優賞ノミネートとなった。2016年から、Netflixのシリーズ『ザ・クラウン』でエリザベス2世の若年期を演じ、ゴールデングローブ賞女優賞（ドラマシリーズ部門）、全米映画俳優組合賞女優賞（ドラマシリーズ部門）を受賞（2016、2017年と2年連続）、英国アカデミー賞（テレビ部門）女優賞、エミー賞主演女優賞（ドラマシリーズ部門）にノミネートされる。2018年にエミー賞^[2]を受賞した。

2021年に『ザ・クラウン』シーズン4に回想シーンにて再登場し、プライムタイム・エミー賞ゲスト女優賞（ドラマシリーズ部門）にノミネートされた。

私生活

俳優のスティーヴン・キャンベル・ムーア（英語版）と結婚し^[3]、2015年3月に娘をもうけた^[4]。2018年2月、夫としばらく別居していることを明らかにした^[5]。

フィルモグラフィ

映画

公開年	邦題 原題	役名	備考	吹き替え
2011	デビルクエスト Season of the Witch	アナ		本名陽子
	ミスティック・アイズ Wreckers	ドーン		魏涼子
2014	ヴァンパイア・アカデミー Vampire Academy	ソーニャ・カープ
	Rosewater	Paola Gourley		—
2015	ミス・シェパードをお手本に The Lady in the Van	ロイス
2017	ブレス しあわせの呼吸 Breathe	ダイアナ		（吹き替え版なし）
2018	アンセイン 〜狂気の真実〜 Unsane	ソーヤー・ヴァレンティーニ		渋谷はるか
	ファースト・マン First Man	ジャネット・シェアロン		小林さやか
	蜘蛛の巣を払う女 The Girl in the Spider's Web	リスベット・サランデル		森なな子
2021	ルイス・ウェイン 生涯愛した妻とネコ The Electrical Life of Louis Wain	エミリー・リチャードソン＝ウェイン		（吹き替え版なし）
	My Son	ジョーン・リッチモンド		—
2022	ウーマン・トーキング 私たちの選択 Women Talking	サロメ		渋谷はるか
2023	異人たち All of Us Strangers	アダムの母	原作は山田太一の『異人たちとの夏』

テレビ

放映年	邦題 原題	役名	備考	吹き替え
2008	ビーイング・ヒューマン Being Human	ジュリア・ベケット	エピソード:「Pilot」	（吹き替え版なし）
	Doctors	Chloe Webster	エピソード:「The Party's Over」
	リトル・ドリット Little Dorrit	エイミー・ドリット	計14話出演
2009	10 Minute Tales	Woman	エピソード:「Through the Window」
2010	Terry Pratchett's Going Postal	Adora Belle Dearheart	計2話出演
	Pulse	Hannah Carter	テレビ映画
2010-2012	Upstairs Downstairs	Lady Persephone Towyn	計9話出演
2011	The Promise	Erin Matthews	計4話出演
	Night Watch, TheThe Night Watch	Helen Giniver	テレビ映画
2012	Hacks	Kate Loy	テレビ映画
	White Heat	Charlotte Pew	計6話出演
2014	クロスボーンズ/黒ひげの野望 Crossbones	ケイト・バルフォア	計9話出演	うえだ星子
	The Great War: The People's Story	Helen Bentwich	計2話出演	（吹き替え版なし）
	Frankenstein and the Vampyre: A Dark and Stormy Night	ナレーター	テレビ映画
2015	ウルフ・ホール Wolf Hall	アン・ブーリン	計6話出演
2016-2017, 2020	ザ・クラウン The Crown	エリザベス2世	計21話出演	渋谷はるか
2018	サタデー・ナイト・ライブ Saturday Night Live	本人（ホスト）	エピソード:「Claire Foy/Anderson Paak」	（吹き替え版なし）
2021	A Very British Scandal	アーガイル公爵夫人マーガレット・キャンベル

受賞歴

→詳細は「en:List of awards and nominations received by Claire Foy」を参照

日本語吹き替え

『ザ・クラウン』以降、渋谷はるかが多くの作品で担当している。

脚注

1. “A class act: Claire Foy on criticism, tumours and embarrassing sex”. The Independent (18 February 2012). 2018年5月13日閲覧。
2. “【速報】第70回エミー賞結果発表！　ドラマ・シリーズ作品賞は『ゲーム・オブ・スローンズ』！”. 海外ドラマNAVI (2018年9月17日). 2018年9月18日閲覧。
3. Radio Times, 29 January 2015, p. 16
4. Pavia, Lucy (9 December 2016). “Claire Foy on playing The Queen: 'Being likeable all the time isn't real life'”. Marie Claire. http://www.marieclaire.co.uk/entertainment/435549-435549 1 April 2018閲覧。
5. Stone, Natalie (22 February 2018). “The Crown's Claire Foy Separates from Her Husband After 4 Years of Marriage”. People. http://people.com/tv/claire-foy-separates-from-husband/ 1 April 2018閲覧。

外部リンク

• クレア・フォイ - IMDb（英語） 
• クレア・フォイ - allcinema
• クレア・フォイ - KINENOTE