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クムル市(クムルし、ウイグル語:قۇمۇل شەھىرى、中国語:哈密市)は、中華人民共和国新疆ウイグル自治区に位置する地級市(北緯42度50分19秒 東経93度30分15秒)。中国語では哈密市(ハミし)と呼ばれる。新疆東部に位置し、ハミ盆地にある。
北と北東はモンゴルと国境を接している。北西は昌吉回族自治州と、南西はトルファン市と、南はバインゴリン・モンゴル自治州と、南東は甘粛省酒泉市とそれぞれ接している。天山山脈の東縁部にあり、バルクル山・カルリク山の山麓中部で、市境で南北を分けている。天山南麓はハミ盆地とゴビ砂漠になっており、間のオアシスである。北麓は広大な草原、河川は季節性の小河川で、湖はほとんどが塩湖となっている。全市総面積は137千平方キロメートル、人口約61.7万人、そのうち漢族が70%、ウイグル族が18%、カザフ族が9%、回族が3%となっている。市政府は伊州区にあり、哈密瓜(マスクメロン)の名産地である[1]。
この天山山脈最東部南のオアシスは、ウイグル語でクムル (Kumul)、コムル (Qomul) という。モンゴル語ではハミル (Khamil) といい、「哈密」(Hami ハミ)はこの漢字転写である[2]。
1市轄区・1県・1自治県を管轄。
クムル市の地図 |
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鉱業が盛んで、石炭、鉄、銅、ニッケル、金を産出する。トルファン市とハミ市にまたがるトゥハ油田(吐哈油田)もある。農業も盛んで、ハミ市の名称を持つハミウリ(哈密瓜)が多く栽培されている[5]。北部のバルクル・カザフ自治県では、馬とラクダの飼育が盛んである。
2021年、アメリカ合衆国の民間シンクタンクは衛星写真を利用し、ハミ周辺から110基におよぶICBMミサイルサイトを見出している[6]。
普通道路はG312国道(上海~甘粛省蘭州市~新疆ウイグル自治区ハミ市~ウルムチ市~コルガス市)があり、京新高速道路(北京~ハミ市~トルファン市~ウルムチ市)は建設中で、西隣りのトルファン市~ウルムチ市はすでに完成。
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