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キャップ・アンソン

アメリカ合衆国の野球選手 (1852-1922) ウィキペディアから

キャップ・アンソン
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エイドリアン・コンスタンティン・アンソン(Adrian Constantine Anson, 1852年4月17日 - 1922年4月14日)は、アメリカ合衆国アイオワ州マーシャルタウン出身のプロ野球選手(一塁手)及び監督。右投右打。

概要 基本情報, 国籍 ...

MLB史上初の3000安打・2000打点を達成した選手。「キャップ」は愛称で、強いリーダーシップから「キャプテン」と呼ばれていたことに由来する。MLBの「カラーライン」を確立した人物とも言われている。

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経歴

1871年、当時発足したてのリーグであったナショナル・アソシエーション(NA)でデビュー。ロックフォード・フォレストシティーズフィラデルフィア・アスレチックス(現在のオークランド・アスレチックスとは無関係)でプレーした。アスレチックス時代の1875年には選手兼任監督も務めた。

1876年ナショナルリーグ(MLBのリーグとして現在も続く)発足にあたって、リーグ間協約に反した引き抜きにより シカゴ・ホワイトストッキングスに移籍する。

1879年、この年からホワイトストッキングスの選手兼任監督として活躍。1886年までの間に5回のリーグ制覇を達成している。

1897年に現役を引退。同時にシカゴの監督就任も退任した。

1922年、シカゴにて病死。

1939年ベテランズ委員会によりアメリカ野球殿堂に選出。19世紀の選手としてはバック・ユーイングとともに最初の殿堂入りとなった。

監督として

常に他の選手達が全力を尽くせるよう環境に気を配っていた。キング・ケリージョージ・ゴアといった名選手もアンソンのもとでプレーしている。 また、ヒットエンドランなどの戦術の整備や、複数投手による先発ローテーションスプリングトレーニングの導入など、現在では当たり前に行われているチーム経営術を確立した人物としても知られている。

選手としての特徴

44歳のときに24盗塁を記録するなど息の長い選手であった。19歳でデビューしてから現役は27年続き、MLB史上初となる3000安打を記録している。また、MLB最多となるリーグ最多打点8回を記録している。

人物

人種差別主義者としても有名で、白人以外のチームとの試合を固く拒んだという[1]

詳細情報

年度別打撃成績

さらに見る 年 度, 球団 ...
  • 「--」は記録なし
  • 通算成績の「*数字」は、不明年度がある事を示す
  • 各年度の太字はリーグ最高、赤太字はMLB最高
  • CHC(シカゴ・ホワイトストッキングス)は、1890年からCHC(シカゴ・コルツ)に球団名を変更

タイトル

  • 首位打者:2回(1881年、1888年)
  • 打点王:8回(1880、1881、1882、1884、1885、1886、1888、1891年)※8回は歴代1位

記録

  • 通算打点:2076(歴代5位)[2]
  • 通算安打:3435 (歴代7位)
  • 通算得点:1999 (歴代9位)
  • 通算単打:2614 (歴代4位)
  • 実働年数:27年(歴代1位タイ)[3]
  • MLB史上初の通算1000安打(1881年)、2000安打(1888年)、3000安打(1894年)達成
  • MLB史上初の通算1000打点(1886年)、2000打点(1896年)達成
  • 投手として複数本塁打を打たれた次の試合で打者として複数本塁打を記録(1884年)[4]

シカゴ・カブス球団記録

  • 歴代1位
    • 通算得点:1722
    • 通算安打:3012
    • 通算二塁打:529
    • 通算打点:1880
    • 通算単打:2262
    • 通算出塁数:3997
  • 歴代2位
    • 通算試合:2277
    • 通算打席:10123
    • 通算打数:9104
    • 通算三塁打:124
    • シーズン打率:.399 (1881年)
  • 歴代3位
    • 通算打率:.331
    • 通算塁打:4080
    • 通算四球:953

投手成績

  • 通算:登板数3、0勝1敗、防御率4.50

監督としての戦績

さらに見る 年 度, チ| ム ...
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脚注

関連項目

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外部リンク

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