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エレーナ・リバキナ

ロシア出身でカザフスタンのテニス選手 (1999 - ) ウィキペディアから

エレーナ・リバキナ
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エレーナ・アンドレーエヴナ・リバキナElena Rybakina, : Еле́на Андре́евна Рыба́кина, 1999年6月17日 - )は、カザフスタンの女子テニス選手。ロシアモスクワ出身。2022年ウィンブルドン女子シングルス優勝者。これまでにWTAツアーでシングルス8勝を挙げている。WTAランキング最高位はシングルス3位、ダブルス48位。

概要 エレーナ・リバキナElena Rybakina, 基本情報 ...
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来歴

要約
視点

幼少期、元々は体操とフィギュアスケートを習っていたが、背が高すぎて向いていなかったため、6歳でテニスを始める。テニスクラブでは、元トップ10選手のアンドレイ・チェスノコフら著名な引退アスリートに指導を受けたが、集団レッスンで、練習時間も1日3時間と短かった[1][2]

14歳の2013年にジュニアサーキットデビュー。2015年に全米オープンでジュニアグランドスラム初出場。2016年から結果が出始め、プロに転向。2017年に唯一となるグレードAタイトル獲得時には、イガ・シフィオンテクを破っている[2]。ジュニアでの最高順位は3位だった。

ジュニア時代の2014年からITFツアーに参加。ジュニア期間中に計5回決勝に進み、ダブルスで2回優勝している。また、2017年のクレムリン・カップでWTAツアー本戦デビューを果たした。2018年のサンクトペテルブルク・レディース・トロフィーで初勝利をあげた。同年6月、国籍をロシアからカザフスタンに変更。カザフスタンテニス連盟が財政的支援をしてくれることが決め手となった[3][4]。ただし、住居はモスクワのままとした。

4大大会では2019年全仏オープンで予選を勝ち上がり初出場した。同年7月のブカレスト大会でWTAツアー初の決勝に進出しパトリシア・マリア・ティグを6–2, 6–0で破りツアー初優勝を果たした[5]。これにより、トップ100入りを達成。また、江西省オープンで準優勝するなど、最終的に37位まで上昇するブレークスルーを見せた。

2020年は、年始の深圳オープンで準優勝になると、翌週のホバート国際では決勝で張帥を7–6(7), 6–3で破り、ツアー2勝目を挙げた。2020年全豪オープンでは3回戦まで進出。さらに、続くサンクトペテルブルク・レディース・トロフィードバイ・テニス選手権で準優勝。その後、COVID-19の世界的流行によりツアーは中断となったが、順位は17位まで上がり、トップ20入りした初のカザフスタン人選手となった[6]。ツアー再開後は勢いが落ちたが、ストラスブール国際で準優勝している。

2021年全仏オープンで単複ともにベスト8。BNPパリバ・オープンのダブルスではベロニカ・クデルメトバと出場し、ダブルス初の決勝進出を見せた。東京オリンピックではシングルスに出場し、ベスト4入り。しかし、準決勝でベリンダ・ベンチッチに、3位決定戦でエリナ・スビトリナに敗れ、メダル獲得はならなかった。

2022年ウィンブルドン選手権で優勝。順当にベスト8まで駒を進めると、準々決勝でアイラ・トムリャノビッチに逆転勝ちし、自身初のGSベスト4入り。シモナ・ハレプをストレートで破り決勝に進出すると、決勝ではオンス・ジャバーに3-6, 6-2, 6-2で勝利し、カザフスタン人選手初となる栄冠を手にした[7][8]。なお、この大会はウクライナ侵攻を受けてロシア人・ベラルーシ人選手を排除していたため、ロシア出身であるリバキナにはロシア関連の質問を繰り返し受けるはめになった[9]。また、本来であればこの結果により2位になるはずだったが、大会の国籍差別への制裁としてWTAポイントは付与されず、順位は上がらなかった[10]

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2022年ウィンブルドン選手権で優勝トロフィーを掲げるリバキナ

2023年全豪オープン、4回戦で世界1位のイガ・シフィオンテクを、準決勝でビクトリア・アザレンカを破る強さを見せ2度目のGS決勝に到達した。決勝ではアリーナ・サバレンカ相手に第1セットを取るも、2時間28分の末に6-4, 3-6, 4-6で逆転負け[11]。それでも、大会後にはトップ10復帰を果たした。

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WTAツアー決勝進出結果

シングルス: 19回 (8勝11敗)

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4大大会シングルス成績

略語の説明
 W   F  SF QF #R RR Q# LQ  A  Z# PO  G   S   B  NMS  P  NH

W=優勝, F=準優勝, SF=ベスト4, QF=ベスト8, #R=#回戦敗退, RR=ラウンドロビン敗退, Q#=予選#回戦敗退, LQ=予選敗退, A=大会不参加, Z#=デビスカップ/BJKカップ地域ゾーン, PO=デビスカップ/BJKカッププレーオフ, G=オリンピック金メダル, S=オリンピック銀メダル, B=オリンピック銅メダル, NMS=マスターズシリーズから降格, P=開催延期, NH=開催なし.

さらに見る 大会, 通算成績 ...

: 2023年全米2回戦の不戦勝と2023年全仏3回戦の不戦敗と2024年全米2回戦の不戦敗は通算成績に含まない

脚注

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外部リンク

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