ウイニングカラーズ(Winning Colors) [2] とはアメリカ合衆国競走馬繁殖牝馬。主な勝ち鞍に1988年ケンタッキーダービーサンタアニタダービーサンタアニタオークス。1988年のエクリプス賞最優秀3歳牝馬に選出された。

概要 ウイニングカラーズ, 欧字表記 ...
ウイニングカラーズ
欧字表記 Winning Colors[1][2]
品種 サラブレッド[1][2]
性別 [1][2]
毛色 芦毛[1][2]
生誕 1985年3月14日[1]
死没 2008年2月17日(23歳没)[3]
カロ[1][2]
オールレインボーズ[1][2]
母の父 ボールドアワー [1][2]
生国 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国(ケンタッキー州)[1][2]
生産者 Echo Valley Horse Farm
& Swettenham Stud
[1]
馬主 ユージン・クライン[1]
調教師 ウエイン・ルーカスアメリカ[1]
競走成績
タイトル アメリカ競馬殿堂(2000年選出)
エクリプス賞最優秀3歳牝馬(1988年)[1]
生涯成績 19戦8勝[1][2]
獲得賞金 1,526,837ドル[1]
勝ち鞍
GIケンタッキーダービー1988年
GIサンタアニタダービー1988年
GIサンタアニタオークス1988年
ListedターフウェイバドワイザーBCハンデキャップ1989年
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競走馬時代

  • 特記事項なき場合、本節の出典はEQIBASE[1]

1歳時、キーンランドジュライセールにてウエイン・ルーカスに見出され、575,000ドルで落札された[3]

1987年8月13日、サラトガ競馬場でのメイドン競走でデビューし、1着[4]。続くアローワンス競走も勝ち、3歳を迎えて初戦のラセンチネラステークスも勝って年をまたいで3連勝とする。ラスヴァージネスステークスグッバイヘイローの2着[4] ののちサンタアニタオークスを制し、ここでのパフォーマンスが良かったと見なされたためサンタアニタダービーに駒を進め、牡馬を下して勝利した[4]。サンタアニタダービーでのパフォーマンスはルーカスが予期していたものよりはるかに良く[4]ケンタッキーダービーへ向かうこととなる。ケンタッキーダービーではフォーティナイナーブライアンズタイムシーキングザゴールドリズンスターなどのメンバー相手に先手を取り、最後はフォーティナイナーにクビ差まで迫られたが凌いで、史上3番目の牝馬によるケンタッキーダービー優勝を果たした[4]。三冠2戦目のプリークネスステークスはリズンスター、ブライアンズタイムに続く3着、3戦目のベルモントステークスはリズンスターの6着に終わった[4]。秋はマスケットステークスパーソナルエンスンの2着、スピンスターステークス4着を経てブリーダーズカップ・ディスタフで再びパーソナルエンスンに2着に屈したが、この競走はブリーダーズカップ史上に残る名勝負とも言われた[4]。1988年は10戦してケンタッキーダービーなどG1競走3勝を含む4勝を挙げ、エクリプス賞最優秀3歳牝馬に選ばれた[4]

4歳となった1989年は7戦し、8月のアローワンス競走と9月のターフウェイバドワイザーブリーダーズカップハンデキャップに勝利したのみで、ブリーダーズカップ・ディスタフ9着が最後の競馬となった。

引退後

引退直後、410万ドルでゲインズウェイファームが購入し、同牧場で繁殖牝馬として繋養された[3]。10頭の産駒のうち1993年生まれのゴールデンカラーズ、1994年生まれのダンジグカラーズは日本で競走生活を送り、繁殖牝馬となった。その他1992年生まれのミンデンローズ、1995年生まれのストーミンウイニーは繁殖牝馬として日本に輸入された。ゴールデンカラーズの仔にキーンランドカップを制したチアフルスマイル、ストーミンウイニーの孫に地方重賞4勝のセブンカラーズ、ミンデンローズの曾孫に地方重賞13勝のスーパーステションがいる。2000年にはアメリカ競馬殿堂入りを果たした[3]

2008年2月17日の朝、疝痛による合併症の為安楽死処分がとられ、レキシントン近郊のグリーンツリーファームに埋葬された[3]

産駒一覧

さらに見る 生年, 馬名 ...
生年馬名毛色馬主管理調教師戦績主な勝利競走供用出典
1991年Shbakni黒鹿毛Mr. ProspectorSheikh MohammedAndre Fabre14戦0勝(繁殖牝馬)[5][6][7]
1992年Minden Rose芦毛Sheikh Mohammed
伊藤佳幸
Andre Fabre
→William I. Mott
4戦1勝(繁殖牝馬)[8][9][10]
1993年ゴールデンカラーズ鹿毛中村寛俊栗東中村好夫10戦3勝(繁殖牝馬)[11]
1994年ダンジグカラーズDanzig中村和夫栗東・伊藤雄二13戦3勝(繁殖牝馬)[12]
1995年Stormin Winnie芦毛Storm Cat(不出走)(繁殖牝馬)[13][14]
1996年Will Will Win栗毛RahyD. KannemeyerSAF7戦1勝[15][16]
1998年Northwest Colors鹿毛Broad BrushNorthwest Farms LLC.Richard J. Lundy5戦1勝[17][18]
1999年Dr. Litin芦毛Aaron U. and Marie D. JonesEduardo Inda3戦0勝(種牡馬)[19][20]
2006年Ocean ColorsOrientateGainesway Thoroughbreds, Ltd.Steven M. Asmussen13戦3勝[21][22]
2007年Silver ColorsMr. GreeleyAntony R. BeckJeremy Noseda4戦0勝(繁殖牝馬)[23][24][25]
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血統表

ウイニングカラーズ(Winning Colors)血統(血統表の出典)[§ 1]
父系カロ系
[§ 2]

Caro
1967 芦毛 アイルランド
父の父
*フォルティノ
Fortino
1959 芦毛 フランス
Grey Sovereign Nasrullah
Kong
Ranavalo Relic
Navarra
父の母
Chambord
1955 栗毛 イギリス
Chamossaire Precipitation
Snowberry
Life Hill Solario
Lady of the Snows

All Rainbows
1973 鹿毛 アメリカ
Bold Hour
1964 黒鹿毛 アメリカ
Bold Ruler Nasrullah
Miss Disco
Seven Thirty Mr. Music
Time to Dine
母の母
Miss Carmie
1966 鹿毛 アメリカ
T.V. Lark Indian Hemp
Miss Larksfly
Twice Over Ponder
Twosy
母系(F-No.) (FN:23-b) [§ 3]
5代内の近親交配 Nasrullah 4 × 4 × 5 = 15.63% [§ 4]
出典

脚注

外部リンク

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