イワザクラ

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イワザクラ

イワザクラ(岩桜、学名Primula tosaensis Yatabe)は、サクラソウ科サクラソウ属分類される多年草の1

概要 イワザクラ, 分類(APG IV) ...
イワザクラ
石灰岩の隙間に生えるイワザクラ、舟伏山(岐阜県山県市)にて、2018年4月3日撮影
イワザクラ、2018年4月
分類APG IV
: 植物界 Plantae
階級なし : 被子植物 Agiosperms
階級なし : 真正双子葉類 Eudicots
階級なし : キク上類 Superasterids
階級なし : キク類 Asterids
: ツツジ目 Ericales
: サクラソウ科 Primulaceae
: サクラソウ属 Primura
: イワザクラ P. tosaensis
学名
Primula tosaensis Yatabe
和名
イワザクラ
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特徴

葉は径3-7 cmの円形で、縁は不ぞろいの鋸歯形状である。高さ5-10 cm程の花茎を伸ばし、1-5個の花を散形につける。花弁は5枚に分かれ、紅紫色で中央の花喉部は黄色、径2.5-3 cm。開花時期は4-5月[1]。別名は、「ドサザクラ[2]

分布

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石灰岩の隙間に生えるイワザクラ

日本の固有種であり、岐阜県紀伊半島四国九州の丘陵帯上部から山地帯の樹林に分布する。石灰岩の岩の隙間などに生える。沢沿いの岩壁の隙間などにも生える。岐阜県の旧山県郡美山町(現在の山県市)のの花であった[3]。山県市では盗掘による絶滅が危惧されていて、2003年(平成15年)4月1日に「山県市イワザクラ保護条例」が制定された[4]。山県市の舟伏山鈴鹿山脈[5]鎌ヶ岳宮崎県鰐塚山などに自生している。

近縁種

種の保全状況評価

準絶滅危惧(NT)環境省レッドリスト

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[6]

日本では環境省によりレッドリストの準絶滅危惧(NT)の指定を受けている[6]。総計約900個体と推定されていて、2007年以前は絶滅危惧IB類(EN)の指定を受けていた[6]。盗掘など園芸用の採集が減少の主要因であり[8][9][10]、森林伐採・道路工事の影響も原因と考えられている[6]

都道府県で、以下のレッドリストの指定を受けている[11]

参考文献・脚注

関連項目

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