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イギリス赤外線望遠鏡(イギリスせきがいせんぼうえんきょう、英: United Kingdom Infra-Red Telescope, UKIRT) は、ハワイ島マウナケア山頂天文台群にある天文台。1979年10月に観測を開始し[1]、赤外線観測専用望遠鏡としては世界最大の口径3.8mを誇る。
United Kingdom Infrared Telescope | |
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座標 | 北緯19度49分21秒 西経155度28分14秒 |
観測波長 | 30 マイクロメートル |
観測開始年 | 1979年10月 |
形式 | 赤外線望遠鏡 |
口径 | 3.8 m (12 ft 6 in) |
名前の通りイギリスが所有しJACの運用する望遠鏡であったが、イギリスの財政難により2014年にハワイ大学に譲渡され、現在はNASAが資金提供し、協定によりハワイ大学、アリゾナ大学、ロッキード・マーティン先端技術センターが運用している。[2]。
現在、近赤外線観測用広視野カメラWFCAMを用いた深宇宙サーベイUKIDSSが主要なプロジェクトとして遂行されている[3]。7500平方度に及ぶ広い領域を、先行する赤外線サーベイ観測2MASSに比べて3等級暗い天体まで撮影する計画である。7年間通算1000夜を費やすこの計画[4]によって、銀河系内に位置する非常に低温の天体から赤方偏移が1を超える遠方の銀河が観測され、天文学の様々な分野に進展をもたらすことが期待されている。
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