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アンダース・オスボーン(Anders Osborne、1966年 - )はスウェーデン、ヴェストラ・イェータランド県ウッデヴァッラ生まれの米国ルイジアナ州ニューオーリンズを拠点に活動するギタリスト、シンガーである。故国スウェーデンより1985年にニューオーリンズへ移住した。ニューオーリンズのファンク、R&Bを始め、ブルースなど、アメリカ南部の影響を強く滲ませたサウンドを展開する。
アンダース・オズボーン Anders Osborne | |
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アンダース・オズボーン at New Orleans Jazz Fest, 2004 | |
基本情報 | |
出生名 | Anders Osborne |
生誕 | 1966年 |
出身地 |
スウェーデン ヴェストラ・イェータランド県 ウッデヴァッラ |
ジャンル | ロック、R&B、ブルース |
職業 | ギタリスト、歌手 |
担当楽器 | ギター, ヴォーカル |
活動期間 | 1989年 - 現在 |
レーベル |
ラバダッシュ・レコード オーケー・レコード シャナキー・レコード |
共同作業者 |
テレサ・アンダーソン カーク・ジョセフ |
公式サイト | http://www.andersosborne.com/ |
ドラマーとして活躍した父親の影響で幼少期からリトル・リチャード、ファッツ・ドミノ、ジョン・コルトレーン、マイルス・デイヴィスなど、アメリカのロックンロール、ジャズに慣れ親しんだアンダースは、やがてピアノ、ギター、ドラムスなどの楽器を弾くようになった。16歳のときに家を出てヨーロッパ、アフリカ、中近東、アジア、北アメリカと音楽を演奏しながら放浪した。そして、1985年に最終的に新たな故郷として彼が落ち着いたのがニューオーリンズの地であった。
フレンチ・クオーターに住居を構え演奏活動を始めたアンダースは、同じスウェーデン出身のバイオリン・プレイヤーのテレサ・アンダーソンと出会う。意気投合した2人は、公私を通じたパートナーとなった。2人は1988年にバンドを結成。テレサのプレイは初期のアンダースのサウンドに大きく貢献していくこととなる。翌1989年、地元インディ・レーベルのラバダッシュから声がかかり、同年デビュー・アルバムDoin' Fineをリリースした。1993年には、2枚目となるBreak the Chainをリリースした。
1995年、メジャー・レーベルのオーケーと契約し、アルバムWhich Way to Hereをリリースしたことにより、アンダースの名前は広く知られるようになった。オーケーからは、これに続くアルバムとしてNew Madridがレコーディングされたが、いまだ日の目を見ていない。
1998年、アンダースはパートナーだったテレサと別れ、新たにシャナキー・レコードと契約、心機一転し活動を続行する。1998年にLive at Tipitina’s、1999年にLiving Room、2001年にAsh Wednesday Bluesと順調にアルバムをリリースしていった。2002年には、マルディグラ・インディアンのビッグチーフ、モンク・ブードローとの共作Bury The Hatchetをリリースしている。
2005年のハリケーン・カトリーナ後には、ニューオーリンズの被災を嘆いた"Katrina"を作曲し、ステージで披露するようになった。2006年リリースのTipitina's Live 2006でこの曲を聴くことができる。
またアンダースは1994年以降、ナッシュヴィルに定期的に赴き、ポリグラム、ユニバーサルといったレコード会社のソングライター、プロデューサーとしても活躍している。彼の作曲した“Watch the Wind Blow By”はティム・マグロウが取り上げ、カントリーチャート第1位のヒットを記録した。
アンダースのバンドには、ダーティー・ダズン・ブラス・バンドの創設メンバーのひとりであるカーク・ジョセフ (スーザフォン)、サックスのティム・グリーンらが参加している。ベースのかわりにジョセフのスーザフォンが入ることで、ニューオーリンズ特有のブラスバンド的な雰囲気がサウンドに加わり、アンダースのサウンドを一層ユニークなものとしている。
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