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アラン・チャールズ・ワイルダー (Alan Charles Wilder, 1959年6月1日 - )はイギリスのミュージシャン、作曲家。デペッシュ・モードの元メンバーであり、現在は自身のソロプロジェクト、リコイルで活動している。
アラン・ワイルダー Alan Wilder | |
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出生名 | Alan Charles Wilder |
別名 | Slick, The Boss, El Papi, Daddy |
生誕 | 1959年6月1日(65歳) |
出身地 | イングランド ハマースミス |
ジャンル |
エレクトロニカ エクスペリメンタル トリップ・ホップ オルタナティヴ・ロック シンセポップ |
職業 | ミュージシャン、作曲家、サウンドエンジニア、音楽プロデューサー |
担当楽器 | キーボード、ピアノ、ドラムス、パーカッション、ギター、ベースギター、サンプラー、フルート、オーボエ、ボーカル |
活動期間 | 1975年 - |
レーベル | ミュート、リプリーズ |
共同作業者 | デペッシュ・モード、リコイル、ニッツァー・エブ、カーヴ |
ロンドンのハマースミスの中産階級家庭で生まれ育つ。8歳からピアノの教育を受け、グラマースクール入学後にはフルートも学び始め、学校のバンドで中心的存在として牽引する。卒業後はレコーディングスタジオのアシスタントとして働き始め、様々なバンドで演奏するようになる。
1981年、ヴィンス・クラーク脱退後のデペッシュ・モードがメロディ・メーカー誌に貼り出した新キーボーディストの募集広告を見たアランは広告に応募する。バンドは広告に21歳以下という年齢制限を課しており、アランは年齢を詐称したが(実際は当時22歳)、音楽的素養を見込んだバンドはアランを採用。1982年1月にツアーメンバーとして起用されるようになり、その後のレコーディングにも参加。1983年の3rdアルバム『コンストラクション・タイム・アゲイン』、1984年の4thアルバム『サム・グレート・リウォード』ではアランが作曲した楽曲も収録された他、アレンジやエンジニア、プロデュースでも才能を発揮し、演奏・作曲・制作においてバンドに欠かせない存在になっていく。1990年の7thアルバム『ヴァイオレーター』からはドラム演奏も担当、1993年のワールドツアー「デヴォーショナル・ツアー」で生ドラム演奏を披露した。
自身の36歳の誕生日である1995年6月1日、アランはデペッシュ・モードからの脱退を発表する。「デヴォーショナル・ツアー」以降、精神的・肉体的に疲弊しきったメンバーが覚醒剤やアルコールに溺れ、バンド間のコミュニケーションや人間関係が希薄化していったことや、音楽面での製作過程に不満を抱いていたことなどが挙げられる。
アランはバンド脱退後に、ザ・キュアーのロバート・スミスから直々にザ・キュアーへの加入を打診されるも、この申し出を丁重に辞退し、デペッシュ・モード在籍中から始動したリコイルでの活動に専念することになる。
リコイルはアランがデペッシュ・モード在籍中の1986年に活動を開始した。2曲入りEPリリース後、1988年に1stフルアルバム『Hydrology』を発表。アランはこの時リコイルについて「デペッシュ・モードでの解毒剤だよ。いつもポップ・フォーマットの中で作業しているフラストレーションを和らげる一つの手段さ」と説明している。
デペッシュ・モード脱退後、アランはリコイルでの活動に専念し、1997年に3rdアルバム『Unsound Methods』、2000年に4thアルバム『Liquid』をリリース。2007年に7年ぶりの5thアルバム『subHuman』をリリースした。
1991年にはレーベルメイトであるニッツァー・エブの4thアルバム『Ebbhead』のプロデュースをフラッドと共に担当し、ニッツァー・エブのボーカリストであるダグラス・マッカーシーと親交を深め、彼はリコイルの2ndアルバム『Bloodline』でボーカル参加した。2001年にはカーヴの4thアルバム『Gift』のレコーディングに参加した。2010年2月、アランはデペッシュ・モードと共に10代の癌・白血病患者のためのチャリティーコンサート「ティーンエイジ・キャンサー・トラスト」に出演、アンコールでマーティン・ゴアの歌のバックでピアノ演奏を披露。2011年にはデペッシュ・モードの楽曲『イン・チェインズ』のリミックスを2曲提供した。
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