Loading AI tools
日本神話の神 ウィキペディアから
『古事記』では天津日子根命、『日本書紀』では天津彦根命、他文献では天都比古禰命とも表記される。
アマテラスとスサノオの誓約の際に天照大神の玉から生まれた男神5柱のうちの1柱で、多くの氏族の祖とされる。
『古事記』や『日本書紀』神代上 第六段正伝および一書第一・第二・第三、第七段一書第三によれば、アマテラス(天照大神/天照大御神)とその弟のスサノオ(素戔嗚尊/速須佐之男命)が誓約を行なった際に、アマテラスの玉から生まれた神々の1柱という。所伝により誕生の順番が異なるが、『古事記』・『日本書紀』正伝では、
の順序とし、3番目に挙げる。『日本書紀』では、これらの神々はアマテラスの玉から生まれたので、アマテラスの子になるとする。
アマツヒコネについて、『古事記』では川内国造・額田部湯坐連・茨木国造・倭田中直・山代国造・馬来田国造・道尻岐閇国造・周芳国造・倭淹知造・高市県主・蒲生稲寸・三枝部造ら諸氏族の祖とする。
また『日本書紀』では、凡川内直・山代直・茨城国造・額田部連らの祖とする。
『新撰姓氏録』では、次の氏族が後裔として記載されている。
『続日本後紀』天長10年(833年)4月23日条では、山城国の人である山代忌寸浄足や同姓の五百川ら8人が「宿禰」姓を賜ったが、この浄足らは天津彦根命の子孫であると見える。
そのほか『日本三代実録』貞観5年(863年)12月16日条では、陸奧国磐瀬郡の人である吉弥侯部豊野が「陸奧磐瀬臣」の氏姓を賜ったが、その祖先は天津彦根命であると見える[1]。
アマツヒコネについて、上記のように『古事記』、『日本書紀』、『先代旧事本紀』「国造本紀」の記事を総合すると川内国造・茨木国造・筑波国造・師長国造・石背国造・馬来田国造・道尻岐閇国造・道奥菊多国造・須恵国造・山代国造・周芳国造ら諸国造の祖であることがわかる。
「アマツヒコネ」の名称について、「ネ(根)」は接尾辞であり、「アマツヒコ」は「天の太陽の子」の意味とされる[2]。
現在、アマツヒコネは次の神社などで祭神に祀られている。
Seamless Wikipedia browsing. On steroids.
Every time you click a link to Wikipedia, Wiktionary or Wikiquote in your browser's search results, it will show the modern Wikiwand interface.
Wikiwand extension is a five stars, simple, with minimum permission required to keep your browsing private, safe and transparent.