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アッペンツェル鉄道(アッペンツェルてつどう、ドイツ語: AB: Appenzeller Bahnen)は、アッペンツェル・アウサーローデン準州ヘリザウに本社を置き、同州とアッペンツェル・インナーローデン準州、ザンクト・ガレン州に路線を持つ、スイスの鉄道会社である。
2006年に合併に関係する会社の間で結ばれた協定により、2006年1月1日に遡って、旧アッペンツェル鉄道、ロールシャッハ-ハイデン登山鉄道[1]、ライネック-ヴァルツェンハウゼン登山鉄道[2]、トローゲン鉄道[3]が合併した会社である。合併に際しては吸収合併の形態が採用され、より大きな会社であった旧アッペンツェル鉄道がそれ以外の会社を吸収し、法的には1886年に設立されたものとなっている(商業登記は1886年7月26日になされている)。
1886年に設立された当初のアッペンツェル鉄道についてはアッペンツェル鉄道 (1875年)を、1989年に合併して誕生したアッペンツェル鉄道についてはアッペンツェル鉄道 (1989年)を、それぞれ参照。
アッペンツェル鉄道の運営する路線としては、以下のような区間がある。
アルトシュテッテン・シュタットの駅は、スイス連邦鉄道(スイス国鉄)のアルトシュテッテンSG駅(チューリッヒ・アルトシュテッテン駅[17]との混同を避けるため、ザンクト・ガレン州の略号「SG」を付して呼ばれる。)とは離れた場所にあり、RTBラインタールバス[18]330番系統が両駅間を所要6分程度で結んでいる。
トローゲンからアッペンツェル・アウサーローデン準州シュパイヒャー[19]、ザンクト・ガレン、アッペンツェル・アウサーローデン準州トイフェン[20]、ガイスを経由してアッペンツェルまで直通列車を運行できるようにするために、ザンクト・ガレンの市内にメーターゲージ路線を建設する計画がある。しかしながらこれを実現するためには、ザンクト・ガレン市内にあるラック式鉄道区間を粘着式運転へ切り替えなければならない。リートヒュスリ[21]駅からトンネルでゲルテンヴィラー[22]通りまで降りてくる路線が提案されている。地上での新路線建設や現路線の勾配を克服できる車両を購入する案は、トンネル案に比べてメリットがないと判明している。
新しい直通路線は、旧トローゲン鉄道の最新の電車を用いて運行される予定である。直通運転をできるようにするために、ザンクト・ガレン - トローゲン間の区間については、現在の1,000V直流電化から1500V直流電化に昇圧しなければならない。また、ザンクト・ガレン - アッペンツェル間については、ザンクト・ガレン市内の通りの路面電車に適合した分岐器を、細いフランジに対応したものに改造しなければならない。しかしながら、従来の幅広のフランジを備えた車両の通行可能性も保証しなければならない。
現在、このプロジェクトの予算は合計8000万スイス・フランと見積もられている。さらに連邦のインフラストラクチャーに関する基金からのかなりの支出が期待されている。これに加えて、直通路線計画はまず地域共同体の計画に採用され、そしてその計画が承認されなければならない。
今日のアッペンツェル鉄道は、以下のような過去の合併会社から構成されている。それぞれの会社については各項目を参照のこと。
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