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みんなdeクエスト(みんなでクエスト)は、Lindwurmとエニックスが開発、スクウェア・エニックスが運営している、日本国産の定期更新型オンラインゲーム。略称は「MdQ」または「みんクエ」。
「MaildeQuest(メールでクエスト)~虹色の夜~」としてサービスを開始し、シナリオ拡張などを経て現在は「みんなdeクエスト -那由多の道と異界の扉-(なゆたのみちといかいのとびら)」のタイトルで運営されている(PC、スマートフォン対応)。運営は日本国内のみで、国外での展開は行われていない。かつては携帯電話専用コンテンツとして「みんなdeクエスト~芯海の楽園~」が存在し、2005年に一度終了した後に2007年に無料コンテンツとして再開。シーエーモバイルが運営を委託されたが、当時のシーエーモバイルはプログラミングやネットセキュリティ技術に疎く、全ユーザーのアイテムが勝手に安値で市場に売り出されてしまうといったハッキング被害が日常茶飯事であった。 ヤスヤを名乗るプレイヤーが他アプリのコンテンツと交換詐欺を行ったことが問題視され、国内を追放されている。 なお、ハギス氏とるみるみ氏は離婚している。
2010年からはGREEでも配信開始したが、長続きすることなく終了している。
剣と魔法の世界グローエスの冒険者となって旅をする。最大4人までのパーティを組んで、他のプレイヤーと協力しあえる。あらかじめ次の行動を選択しておくと、1日2回(11時と23時)の更新処理で選択が実行される形式。リアルタイム型のMMORPGと比べて時間的拘束が少なく、1日5分でプレイ可能とされる。他の参加者とは掲示板やメールでコミュニケーションを取る。片手間にでもプレイできることから、既存のMMORPGに多大な時間を割いているプレイヤーでも気軽に手を出す事ができ、隙間産業的と形容されることもある。 行動結果は全て文章で返ってくる。戦闘結果や移動先の町の景観などもすべてテキストでの表現となる。ただしソルネア編では随所でイラストが挿入されるようになった。
様々なシナリオが存在するが、純粋なテキストアドベンチャーというわけではなく、シナリオを進めるためにはキャラクターを育て、装備を整え、次に出会うであろう敵に合わせたスキルを選択し、ターン制の戦闘に挑むという風に、コンピュータRPG的なゲーム性も持っている。特にボス戦ともなれば相手からの攻撃をできるだけ無効化しながら、最大でも6回しかない打ち合いの中で相手の体力を完全に削り切らなくてはならない。負けてもすぐ再挑戦できるわけではないこともあって、リアルタイムのゲームとはまた違った緊張感がある。なおシステム上、PK・横殴り・ルートは行えず、プレイヤー間のトラブルは発生しにくい。
本ゲーム用に何らかの専用プログラムをインストールする必要はない。また音声や動画などは一切ないため、高速回線や高性能なPCは必要ない。
JavaScriptに対応したウェブブラウザ(Internet Explorer等)が必要。操作はマウスとキーボードで行う。メールプレイングゲームと銘打たれているが、メールでは行動結果を確認するのみで、実際の操作はブラウザで行う。ただし売買の報告などメールのみで確認可能な情報もあるため、受信用のメールアドレスも登録しておいた方が望ましい。
携帯電話の簡易ブラウザからは原則としてプレイできない。i-modeでは行動選択のみ行えるアドレスが公開されている。フルブラウザならPCに準じた操作が可能だが、動作保証の対象外なので自己責任での利用になる。
初期の作品では、isao.netのアカウント(登録無料)を通じて支払いを行うというものだった。支払手段はウェブマネー・クレジットカード・ドリム(isao.netの仮想通貨)の3種類。30日(300円)または100日(1000円)単位で利用権を購入する。利用権のトータル日数には上限が存在するらしく、残り日数がある程度存在する状態では100日の方を購入できない事がある。利用権が切れたキャラクターデータは3ヶ月間保存される。その間に利用権の追加購入が行われないとデータ抹消となる。空いたキャラクター番号は新規キャラクターに再利用される。
サーバは一つだけで、全員が同じ世界に存在する。当世界には人間以外の種族も存在するが、プレイヤーキャラクターは自動的に人間となる。ゲーム開始時に名前の入力、性別、初期クラス(ファイター・スカウト・メイジ・クレリック)の選択を行う。
キャラクターアイコンは各クラスごとに男女各6色の計12パターン用意されており、色はプレイ中に自由に変更できる。装備による変化はない。 キャラクターアイコンをクリックするとCHARACTER DATAウィンドウが立ち上がり、特性値・状態・持ち物・紹介が表示される。この画面はプロフィール、略してプロフと呼ばれることが多い。紹介は自分で登録・変更するもので、文章の他に改行・太字・水平線など一部のHTMLタグが使用可能。
キャラクターのレベルは経験値の獲得によって上昇する。レベルが下がることはないため、ある程度の期間プレイしたキャラクターはみな最大値のレベル99になっている。レベルが上がると基本特性値と基本HPが上昇する。各特性値の上昇率は初期クラスによって決まっている。
ファイター、スカウトなどのことをクラスと呼ぶ。主要なクラスへは各都市のギルドでいつでもクラスチェンジできる。一部のクラスへはイベントをこなすことでクラスチェンジする。現在判明しているクラスは92種類あり、これを全てクラスマスターすることが多くのプレイヤーの目標となっている。
基本特性値への補正はクラスごとに異なり、そのクラスに必要な特性値が上がる一方で、それ以外の特性値が下がる。例えばファイター系の上級クラスであるソードマスターはちからが+50%、素早さは+25%、知力が-20%、知覚力・イーサ同調力・霊感は-50%となる。またHPへも補正がかかり、一般にファイター系クラスはHPが高い。
各クラスにはクラスレベルが存在する。戦闘に1回勝つごとにクラスレベルが1上昇する。クラスレベル5~10でクラスマスターとなり、そのクラスで習得可能な全てのスキルを覚えたことになる。クラスレベルは容易に上昇し、またクラスチェンジを行ってもキャラクターのレベルが下がったりはしないため、本ゲームでは積極的にクラスチェンジを行いスキルを習得していくことが推奨される。特定のクラスに固執する利点は無い。
よくある誤解として、特定のクラスでいることで特定の特性値が上昇するという考え方がある。実際にはキャラクターメイクの項目で説明されているように、基本特性値の上昇率は初期クラスによって決定済みであり、その後どのように育てようと上昇率は変わらない。また初期クラスによる上昇率の差よりも、現在のクラスによる補正の方が高い。例えば同じレベルであればメイジ出身のファイターより、ファイター出身のメイジの方が確実にイーサ同調力は高くなり、魔法攻撃力も高い。従ってクラスチェンジに当たり遠い将来のことを気に病む必要はなく、攻略中のクエストに合わせて柔軟にクラスを変更できる。
キャラクターはクラスチェンジを繰り返すことで各クラスに特有のスキルを習得していく。攻撃スキルだけでなく、防御スキル、回復スキル、補助スキルなど200以上存在する。
ほとんどのスキルは一旦習得すれば別のクラスに変わったあとも使用できる。またスキル自体にレベルや熟練度などの概念はなく、最初から効果を発揮できる。
各都市の酒場でパーティのメンバーを募集することができる。最大4人までのパーティを組むことができ、またさらに2人までのNPCを加えられる。本ゲームはソロプレイも可能だが、より強力な敵には当然パーティで立ち向かった方が勝率が上がる。連携による攻撃力増加、敵からの攻撃が複数のキャラクターに分散することなど、攻防両面で有利になる。パーティを結成するとパーティのメンバーだけが閲覧可能な掲示板が作られ、そこで戦略を練ったり今後の予定を相談することができる。なおシナリオの進行状況が異なる者同士がパーティを組むと、そのシナリオを進める事ができない場合があるので、注意が必要。
別名「虹色の夜」編。グローエスは分割統治が行われている連合的な王国である。ある日起きた虹色の夜と呼ばれる大規模なオーロラを境に、突如として広範囲な地形が他の世界のものに入れ替わるという異常現象が各地で発生するようになった。メインシナリオにおいては、プレイヤーはこの原因究明に巻き込まれることになる。グローエスの長期シナリオはおおむね完結している。
別名「幻の月」編。雲海に島々が浮遊し、その間を飛行船が行き交う天空の世界。幻の月から襲い来る異形の怪物から世界を守るため、竜神は異世界への道を開いた。プレイヤーはグローエスから招かれ、飛竜と共に戦うことになる。飛竜の育成と新しい戦闘システムが追加されている。しかしこのソルネア編はメインシナリオが完結しておらず、用途不明のキーアイテムも多数ある。
2002年6月17日~2005年7月31日にかけてiモード・EZWeb・J-SKYを対象に配信された携帯電話専用コンテンツ。PC版をベースにスキル・クラス・戦闘システムを刷新し、PC版とは全く異なる舞台「フローリア諸島」での冒険となる。PC版と同じくLindwurmが手がけている。
料金はPC版と同じ1ヶ月300円だが、パケット定額サービスが登場する以前は料金よりパケット代の方が高くつく状況で、プレイヤーの大きな負担となっていた。
フローリア諸島で採掘できる「理石」というアイテムをPC版のキャラクターに転送して鍛冶に利用することができた。
2007年2月20日から株式会社シーエー・モバイルと共同で、無料コンテンツとして再開された。DoCoMoとauが対象になる。現在は株式会社シーエー・モバイルが単独で事業を行っている。
2009年7月1日から一部を除くSoftBank端末にも対応を開始した。
現在のコンテンツ内容は、シナリオやシステム等大半がLindwurmが手がけたものであるが、株式会社シーエー・モバイルが単独で開発・保守に関わって以降は、新シナリオの追加や途中で冒険が中断されている工事中のダンジョン等の再整備・マップ続行は基本的に行われていない。
また、softbank端末にサービス供給を開始して以降、商品内容の不明瞭な高額課金アイテムが矢継ぎ早に大量に生み出され、多くのユーザーがアイテムの検証やゲーム内通貨の獲得のために購入に走る一方で、昨今取り沙汰されている無料携帯ゲームの高額請求問題、ゲームバランスの崩壊、難易度の極端な易化、ゲーム内通貨や高額アイテムを詐欺的手法で取得する悪質プレーヤーに対する処分などにはほとんど対応していない。
2010年9月1日より、「みんなdeクエスト for GREE」と称し、GREEでも配信が開始された。一部のシステムが変更されている。
2011年8月31日にGREE版が、2011年12月26日にシーエー・モバイル版が、共に配信終了。
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