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『またいつか夏に。』(またいつかなつに)は、2012年に製作・公開された日本映画である。第4回沖縄国際映画祭の「地域発信型映画」部門出品作品。監督・脚本は土屋哲彦。
第4回沖縄国際映画祭[1]における企画「地域発信型プロジェクト」の一環として製作された短編映画である。
物語の舞台地は、茨城県筑西市の下館地区。前述の「地域発信型プロジェクト」に立候補し誘致した地域の中から、最終的に選ばれた中の1地域である[2]。映画の撮影は、2012年1月31日から2月4日にかけての5日間、市内各所で行われた[3]。「帰りたくなる町」をメインテーマとしており[4]、題名は、物語に出てくるセリフの一部分が引用されている。
初上映は、第4回沖縄国際映画祭開催期間である2012年3月26日、沖縄県那覇市の映画祭会場である。その後、同年6月9日に筑西市内で凱旋上映されたほか[5]、映画に登場する平成神輿が街を練り歩く下館祇園祭期間中の同年7月27日・28日にも、下館SPICAのコミュニティプラザで上映された。
富山県氷見市で開催された第1回氷見絆国際映画祭[6]においては、最優秀作品賞・邦画部門のノミネート作品として選出された[7]。
家庭の事情により、小学生のヒロキは親戚の家に預けられることとなった。たった一人で、電車に乗って筑西市へやって来たヒロキ。しかし、周囲に心を閉ざして学校をサボっては、川原で独り過ごす日々が続いていた。ある時、川原に居る少年を見かけた青年・渡辺は、その少年ヒロキに声をかける。「地元の顔」を自称し、学校へ行くよう促す渡辺。自分のアルバイト先の常連客であり、一方的に想いを寄せる小学校教諭が、登校せず川原で過ごしているという、クラスの生徒に悩んでいることを知っていたのだった。
詰まるところ、少年の心を入れ替えさせることでその担任の気を引こうと、ヒロキに近づいた渡辺であった。しかし、その過程でいつからか2人には、世代を超越した「友情」のようなものが芽ばえていく。そんなある冬の日、渡辺は、筑西の街にある日本一大きい神輿の話、そして盛大な祭が夏にあることを話す。
渡辺との出逢いをきっかけに、周囲とも少しずつ打ち解け始めた頃のこと。ヒロキは大人の事情により、再び転校することとなる。「夏まではいたかったな。」と、つぶやくヒロキ。それを聴いた渡辺は、ヒロキにある約束をする。その約束を果たすため、奔走する渡辺。そうして、ヒロキの旅立つ日がやってくる。
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