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ウィキペディアから
紐(ひも、twine)は、繊維を中程度の太さに束ねて細長くした加工品。またはそれを切り取った断片。
繊維を束ねた品のうちの最も細いものは糸であるが、細すぎるためにものを結ぶためには実用的でない。紐は、それよりも多くの繊維を束ねており、太く、丈夫であるからものをしばったり結んだりするのに使われる。さらに強度が必要な場合には、より太い縄を使う。
糸を編み合わせたりして作る紐(組紐など)もあるが、現在では最初から紐の太さに加工してしまう例もある。たとえば俗にビニール紐とも呼ばれるポリプロピレン製のPP紐は廃品回収や荷造りなどの結束に用いられる。紙紐は紙テープを細長くまとめてある。芯にゴムを用いて伸び縮み可能にしたのがゴム紐である。
殺人事件では「紐のようなもの」が使われる事がある。
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紐を用いて調節を行うタイプの靴は「紐靴」と呼ばれる事もあり、この種の紐は靴紐と呼ばれる。
また、上着のウエスト調整やフードの調整に用いられるほか、対応サイズに幅のあるスウェットパンツなどのイージーパンツのウエスト調整や、カーゴパンツやクロップトパンツの裾を絞るのにも用いられ、これらはドローコードと呼ばれる。
ズボンやスカートを留めるためにウエスト部分に付けたサスペンダーは「吊り紐」と呼ばれ、紐吊りのスカートなどといわれている。通常スカートの紐といえば、ウエストを締めるベルトではなく、吊り紐のことを表す場合が多い。
ネクタイのなかで、長いボウタイや細いリボンタイ、またはポーラー・タイなどは「紐ネクタイ」と呼ばれる場合がある。
他には、髪をまとめるために使われる丸打ちのゴムひもなどもある。
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