『てんとう虫のサンバ』(てんとうむしのサンバ)は、1973年7月5日に発売された、チェリッシュの通算7枚目のシングル。
概要 「てんとう虫のサンバ」, チェリッシュ の シングル ...
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- 「てんとう虫のサンバ」は、元々は同年発売のオリジナル・アルバム『春のロマンス』の収録曲だった。高橋隆ディレクター(元ソルティ・シュガーのメンバー)が、アルバムに森山加代子の「白い蝶のサンバ」のような曲を収録したいと考え、作曲者の馬飼野俊一のもとに売り込みに来ていた若者の詞を採用し、馬飼野の作曲で制作された[2]。その後、大阪のABCラジオのディレクターがラジオで流したところリクエストが殺到したため、後にシングルカットされた。高橋ディレクターの認識としてはあくまで捨て曲であったため当初は迷ったものの、会議で全員一致で同意したため、シングルカットを決意したという[3]。累計売上はミリオンセラーで[4]、チェリッシュ最大のヒット曲となった[5]。
- この曲のヒットによりチェリッシュはテレビに頻繁に出演するようになる。また、次回作のシングル『白いギター』の発売までの間隔が他より短いのは、本作は本来、臨発シングルだったためである[6]。
- オリコンチャートにおいてはシングル売上枚数は40万枚を記録、1972年の「ひまわりの小径」に次ぐ2番目のヒット曲となった[1]。
- 本曲で、1973年末の『第24回NHK紅白歌合戦』へ初出場した(メインボーカルの松井(のち松崎)悦子が女性のため、チェリッシュは紅組で選出)。
- 赤・青・黄のテントウムシが歌詞に出てくるが、青いものは日本では発見されていない。オセアニアに生息するHalmus chalybeus(別名 steelblue ladybird)は、全体が青緑の金属光沢である。
- 1994年には、積水ハウス「セントレージFR」のCMソングとして、チェリッシュ自身による替え歌が使用された。
- てんとう虫のサンバ(2分37秒)
- 落葉の森の晩餐会(3分11秒)
- 春のロマンス
- チェリッシュ・ベスト・コレクション
- スーパー・デラックス
- チェリッシュ・ライブ
など
『フォーク名曲事典300曲〜「バラが咲いた」から「悪女」まで誕生秘話〜』225頁。 『フォーク名曲事典300曲〜「バラが咲いた」から「悪女」まで誕生秘話〜』224頁。
『フォーク名曲事典300曲〜「バラが咲いた」から「悪女」まで誕生秘話〜』234-235頁。