お笑い集団仙台ティーライズ(おわらいしゅうだんせんだいティーライズ)は、仙台市を本拠とする芸能プロダクションである。所属しているお笑い芸人は宮城県を中心に活動している。
概要
1999年(平成11年)1月に立ち上げられ、自主制作のお笑いライブ「IGINARI LIVE(イギナリライブ)」を毎月開催している。所属芸人は、主に宮城県のローカル番組に出演している。
2007年(平成19年)3月には、合同会社ティーライズを設立し、運営母体としている。
2023年(令和5年)4月より、さらに地元に寄り添った活動に力を入れるという思いを込め、「お笑い集団ティーライズ」から「お笑い集団仙台ティーライズ」に団体名を変更した。
北目町ティーライズスペース
ティーライズが運営している24時間レンタルスペース。 一般参加可能な大喜利会、お笑い教室、プレゼン道場、話し方講座など、カルチャー教室を開催している。 コロナ禍では、タケニスズメTV(イギナリライブに出演するためのオーディションライブ)を毎月開催していた。
歴史
ティーライズ代表である古家は、高校生のときから札幌吉本でお笑い芸人として活動していた。高校卒業後に上京し、東京NSC3期生に。しばらく芸人として活動をしていたが事務所を退社。その後、裏方に回ることを決意し素人お笑い団体を渡り歩いた。
お笑いの文化が根付いていない東北に着目し、1998年10月に仙台に移りお笑い団体を立ち上げようと始動した。フリーペーパーで芸人を募り、集まったメンバーで路上ライブから活動を始めた。
名前の由来
古家は元々海外のお笑い(モンティパイソンなど)が好きで、ケンブリッジ大学やオックスフォード大学の演劇サークルが世界を牛耳っているのに憧れを抱いていた。
①ケンブリッジ大学にある『ケンブリッジフットライツ』というお笑いサークルのような『○○ライツ』という名前を付けたい
②『演劇集団キャラメルボックス』のように、『お笑い集団』と付けたい
という2つの考えから、「お笑い集団○○ライツ」のような名前を付けたいと思っていた。
居酒屋でフリーペーパーで集まったメンバーと団体名を考える際、メニューにあった「お茶漬け(ティー・ライス)」を見て、「お笑い集団ティーライズ」に決めた。
後付けの理由として、
①挑戦 (try) と、アルファベットの最後の文字(Z)を組み合わせ、崩した造語 (t-ryz) に「最後まで挑戦」という意味合いを持たせた。
②「ローカライズ」(コンピューター用語:海外で作られたパソコンソフトを日本仕様に直して発売すること)と、地方(ローカル)である「東北」をかけ合わせて、「東北に合ったお笑いを作る」→「東北ライズ」の略で「ティーライズ」とした。[1]
所属メンバー
所属タレント(お笑い)
所属タレント(お笑い/セミプロカテゴリ)ティーライズ Next G.
- THEE 日本一ーズ(山内チヨプミ、京都チョム加藤)
- 「シー・にほんいちーず」と読む。山内は「イヌがニャーと泣いた日」の元メンバー。
- おもしろビックリ高校生
- 「相澤和也」から改名。
- 関亮太
業務提携
- ワッキー貝山(タレント)
- ハンナ(タレント)
- Jin-Machine(ビジュアル系バンド)
- ナニーソレナンデ?(マジシャン)
- まえさかチャンネル
- ティーライズ所属芸人だったが、上京しフリーで活動中。
過去に所属していた芸人(創立時〜2007年)
2002年ぐらいまで、本所属である「メンバー」とセミプロ所属である「準メンバー」に分かれていた。
- yaoya
- ティーライズ創立時のメンバー。男性ピン芸人。
- 白子たら子
- ティーライズ創立時のメンバー。女性コンビ。
- くおん(伊藤歩、ぢゅん)
- 解散後、伊藤は引退。ぢゅんは名前を本名にし、ピン芸人として活動していた「ノ介」(野田晋之介)とセカンドステージを結成。
- オレたち定食
- 義治・小森(佐藤祐介、鈴木康太郎)
- 「よしはる・こもり」と読む。「ヤングチャイルド」に改名し上京(のち解散)。
- イギナリライブのオープニングで、芸人と客で行う掛け声と動きは佐藤が考えた。左肘から上げるのが正式な動き。
- ダンサブル(糸賀清和、渡辺卓)
- ゲッペタン
- KASABUTA,
- ZERO
- トーマス社長
- 「チキン大場」に改名し活動。(のち引退)
- 武平
- K&K
- アリクンリョウリクン
- ノボりん’s(ノボりん、’s)
- 解散後、「’s(ズ)」はチョム加藤に改名。
- TOY2
- 奥祐介
- 上京し、末永裕昭と「フランクラン」を結成しよしもとクリエイティブ・エージェンシー東京で活動(のち解散、引退)。
- アリカラタカシへ(アリクンリョウリクン、伊藤隆)
- 末永裕昭
- 上京し、奥祐介と「フランクラン」を結成しよしもとクリエイティブ・エージェンシー東京で活動(のち解散)。
- ウェットティシュー
- ハクジン(チョム加藤、featuring16)
- TUT(糸賀清和、太田寿郎)
- 解散後、糸賀はピン芸人として活動。太田は上京し、フラットファイヴ、グレープカンパニーで活動(のち引退)。
- たのしい人生(大宮良弘、佐藤公隆)
- 正式に解散は発表していないが、大宮は引退している状態である。佐藤は上京し、よしもとクリエイティブ・エージェンシー東京で活動後、ティーライズに戻る。
- ガキ大将(伊藤隆、ぐるっぺ)
- 上京しよしもとクリエイティブ・エージェンシー東京で活動(のち解散)。伊藤はティーライズに戻り、ピン芸人として活動していた糸賀清和と「ストロングスタイル」を結成。ぐるっぺは引退。
- ツーピース(菊田正和、木村寛)
- 暗黒教団(チョム加藤、ミッシェル佐藤)
過去に所属していた芸人(2007年合同会社設立〜現在)
ティーライズ所属
- セカンドステージ(佐藤純、野田晋ノ介)
- 解散後、佐藤は「純☆レジェンド」に改名しピン芸人として活動中。野田は引退。
- ヒロコウ(コージ、ひろっち)
- 解散後、コージは役者を目指し上京。ひろっちはピン芸人で活動後上京し、よしもとクリエイティブ・エージェンシー東京で活動(のち引退)。
- ミッシェル佐藤
- 犬飼和真
- 上京しみちてと「てんぱいらっしゅ」を結成。ワタナベエンターテインメントに所属。その後解散し、ピン芸人としてライジング・アップに所属し活動中。
- ハンプティダンプティ(あべだいち、島田周彦)
- ボボ族ブルキナファソ(磐井大地、菱沼佳洋)
- 上京しワタナベエンターテインメントに所属し活動(のち解散、引退)。
- ザ・コンセンツ(只野雄次、早坂直晃)
- 解散後、只野は引退。早坂は「早坂ファイブ」に改名しピン芸人として活動(その後「早坂ディビジョン2」、「NAOみちのく」と2回改名している)。のちにティーライズNext G.所属として復活したが、早坂がまえさかチャンネルと「オリバー」を結成したため、現在は公式ホームページからプロフィールが削除されている。
- エース(佐藤公隆、島田周彦)
- 雲雀(ひばり)(大場カズキ、関亮太)
- シャベルカー(田中航大、八巻真)
- アマゾンボンバー(おいしょー、大前恒輔)
- ロビン(佐藤公隆、神道裕)
- 佐藤公隆とみちのくボンガーズ(現ふくしまボンガーズ)の神道裕による事務所の垣根を超えたユニット。
- ラスカル(大場カズキ、島田周彦)
- 解散後、大場は引退。
ティーライズ Next G.所属
- ダブルツリー(青木大地、佐々木カズヒロ)
- ぎょねこ(青木大地、小島ひでたか、佐々木カズヒロ)
- 「ダブルツリー」に小島ひでたかが加入し結成。上京しワタナベエンターテインメントに所属し活動中。
- みちて
- 上京し犬飼和真と「てんぱいらっしゅ」を結成しワタナベエンターテインメントに所属。解散後退社し、ピン芸人としてライジング・アップに所属。現在は退社しフリーで活動中。
- マタミタナ(いさやま、きよひで)
- 解散後、いさやまは上京しグレープカンパニーに所属していたが、組んでいたコンビの解散のため退社。きよひでは引退。
- りんご小町(まえさかチャンネル、道端仁一)
- 解散後、まえさかはピン芸人として活動中。道端は上京し、以前仙台で芸人活動していた内海と「ガールズナイト」を結成し、タイタンに所属し活動中。
- オリバー(早坂直晃、前坂悠太)
- 解散後、それぞれピン芸人として活動中。
脚注
関連項目
外部リンク
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