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えにし書房株式会社(えにししょぼう)は、日本の出版社である[1][2][3][4]。歴史分野を中心に人文社会関連、趣味、サブカルチャーなどのジャンルの書籍を刊行する。元彩流社の塚田敬幸が独立して設立した「ひとり出版社」である[1]。
塚田敬幸が、2014年(平成26年)6月4日に東京都千代田区九段北に設立した[1]。塚田は、1996年(平成8年)に彩流社に入社、流通営業を10年程度経験した後に編集部に配転、編集業務のかたわら、営業部長、総務部長を歴任した人物である[1]。編集部長に昇進した後に同社を退社、えにし書房を設立に至る[1]。「30年、500点出版を目標」とする[1]。同社刊行物の納品・決済はトランスビューが代行する[2]。取次は太洋社である[2]。
第1回の刊行物は、同年8月6日に発行した内藤陽介『朝鮮戦争 ポスタルメディアから読み解く現代コリア史の原点』、広中一成『語り継ぐ戦争 中国・シベリア・南方・本土「東三河8人の証言」』の2作である[3][4]。以降、おおむね2か月に2作のペースで書籍の刊行を始めた[3][4]。アーカイブ・プロデューサー、戦前レコード文化研究家の保利透が主宰するレコード・レーベル「ぐらもくらぶ」と提携し、叢書「ぐらもくらぶシリーズ」を開始、第1弾として、辻田真佐憲の単著『愛国とレコード 幻の大名古屋軍歌とアサヒ蓄音器商会』を同年11月5日に発行した[3][4][5][6]。同書は「ぐらもくらぶ」が同年10月19日に発売したSPレコード音源復刻によるコンピレーション・アルバム『續・大名古屋軍歌』、ならびにそれに先行する2012年(平成24年)12月8日に発売した正篇『大名古屋軍歌』と連動するメディアミックス作である[5][6]。同年12月14日には、トランスビューと提携する共和国、苦楽堂、ころからとの5社共同で毎日新聞朝刊読書面に、全5段の書籍広告を出した[7]。
同社の公式ウェブサイトは「えにし書房発行の本の書影・書誌・内容紹介などすべての情報はご自由に利用ください」とうたっている[1][2]。
国立国会図書館蔵書等にみる出版刊行物の一覧である[3][4]。
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