大聖観音寺
大阪市住吉区我孫子にある観音宗の総本山の寺院 ウィキペディアから
大阪市住吉区我孫子にある観音宗の総本山の寺院 ウィキペディアから
大聖観音寺(だいしょうかんのんじ)は、大阪市住吉区我孫子にある観音宗の総本山の寺院。山号は吾彦山。本尊は聖観音菩薩。日本最古の観音菩薩の霊場だとされる[1]。通称あびこ観音。西門付近の石柱は吾彦観音寺の表記となっている。あびこの名は、この地の豪族、依網吾彦(よさみのあびこ)に由来するといわれる。
大聖観音寺 | |
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所在地 | |
位置 | 北緯34度35分58.62秒 東経135度30分36.67秒 |
山号 | 吾彦山 |
宗派 | 観音宗 |
寺格 | 総本山 |
本尊 | 聖観音菩薩 |
創建年 | 欽明天皇7年(546年) |
開基 | 聖徳太子 |
別称 |
あびこ観音 安彦観音寺 我孫子観音 吾彦観音寺 |
公式サイト | あびこ観音寺 公式ホームページ |
法人番号 | 4120005001374 |
百済と交易をしていた依網吾彦の一族が百済の聖明王から一寸八分の観音像を贈られ、欽明天皇7年(546年)にこの地の人々がその像を祀る堂を建てた。そして、推古天皇14年(607年)に聖徳太子がその観音像を祀る観音寺を建立したとされる。
慶長20年(1615年)の大坂夏の陣の際には、真田信繁の攻撃を受けて逃げてきた徳川家康をかくまったという[2]。江戸時代には最盛期を迎え、塔頭寺院が36を数えるに至った。
中世以来、当寺は大依羅神社の神宮寺となっていたが[3]、明治時代になると神仏分離によって分離された。
1月・2月に行われる護摩祈祷がよく知られている。修験道形式の天蓋護摩(てんがいごま)で、奉書などで作られた紙製の天蓋を護摩炉の上に吊す。天蓋は護摩炉の炎が近くに至っても燃えないという。節分期間中は、2つの最寄り駅であるJR西日本阪和線我孫子町駅~Osaka Metro御堂筋線あびこ駅間を結ぶ道路など、当寺周辺を囲む道に多数の屋台が出店するため大阪シティバスの路線の一部(54A・54B/54D・63号系統)が運休する。
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