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『あさこ・ゆうこ』は、長野県に伝わるとされる民話。山を隔てて位置する2村に分かれて暮らす2人の娘が知恵を出し合い、2村間にあった確執を解消へと導く頓智話である。
「あさこ・ゆうこ」の民話は、1957年(昭和32年)発行の『信濃の民話』に下高井郡の話として収録されている[1]。長野県下高井郡山ノ内町菅(北緯36度43分17.6秒 東経138度24分1.5秒)の池田利治の話を、『信濃の民話』編集委員で長野県中野実業高等学校の児玉信久が採集し、同じく『信濃の民話』編集委員で作家の松谷みよ子が再話したものである[1]。内容を要約して以下に記す[1]。
なお、あさこは朝に産まれたことから、ゆうこは夕方に産まれたことから、それぞれ名付けられたとされる[2]。
「あさこ・ゆうこ」の民話はテレビアニメ『まんが日本昔ばなし』で放送され、同作のDVD第26巻に収録されている[3]。演出・作画は樋口雅一、文芸は久貴千賀子、美術は田中静恵が担当した[3]。
製パン業者のフジパンは、自社ウェブサイトのコンテンツ「民話の部屋」にて、「あさこ・ゆうこ」の民話を『あさこ、ゆうこ』の題で紹介している[2]。六渡邦昭が再話した文章に加え、声優・井上瑤による朗読も併せて公開している[2]。
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