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スティングのライブ・アルバム ウィキペディアから
『…オール・ディス・タイム』(...All This Time)は、イギリスのミュージシャン、スティングが2001年に録音・発表したライブ・アルバム。日本で先行発売された[18]。
2001年9月11日、スティングはイタリアにおいて、200人ほどの観客(ファンクラブ会員、コンテストの勝者となったファン、友人など)を前にしたスペシャル・ライブを企画するが、本番の直前にアメリカ同時多発テロ事件が勃発した[19]。観客の一人だった松下佳男(当時『ADLIB』誌編集長)によれば、スティングは開演直後に事件について言及し、1曲目の「フラジャイル」を歌った後に1分間の黙祷を行い、観客にライブを続けるべきか否かを問いかけて、最終的には観客の後押しもあって、演奏を続けたという[20]。なお、「フラジャイル」のライブ録音は、本作に先がけて2001年10月22日にシングルとしてリリースされた[19]。
収録曲のうち「ディエンダ」は本作が初出の新曲で[19]、以前スティングのバンドのメンバーだったケニー・カークランド(1998年没)がブランフォード・マルサリスのアルバム『ロイヤル・ガーデン・ブルース』(1986年)に提供した曲に、歌詞をつけたものである[20]。
全英アルバムチャートでは17週トップ100入りし、最高3位を記録した[3]。一方、アメリカでは22週にわたりBillboard 200入りしたが、最高位は32位止まりであった[17]。
ジェイムズ・ハンターは2001年11月13日付の『ローリング・ストーン』誌のレビューで5点満点中3.5点を付け「音楽的には冒頭の"Fragile"から、茶目っ気がありファンキーな"Hounds of Winter"や、古典的な構造で魂の自由を表現した"When We Dance"に至るまで、実に力強い」と評している[21]。
特記なき楽曲はスティング作。下記トラック・リストは日本盤CDに準拠しており、アメリカ盤CD (0694931692)は5. 7. 16.を除く15曲入り[22]、ヨーロッパ盤 CD (493 156-2)は5. 16.を除く16曲入り[23]、イギリス盤CD (493 180-2)は5.を除く17曲入りである[24]。
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