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ブラウザゲーム ウィキペディアから
『Slither.io』(スリザリオ)は、2016年にSteve Howseによって制作された、ウェブブラウザ、iOS、およびAndroid対応の多人数参加型オンラインゲーム。
ジャンル | カジュアル |
---|---|
対応機種 | ブラウザ、iOS、Android |
開発元 | Steve Howse |
人数 | マルチプレイヤーコンピュータゲーム |
発売日 |
2016年3月25日(ブラウザ、iOS) 2016年3月27日(Android) |
プレイヤーは円形のマップの中で蛇の形をしたアバターを操作し、マップ上に出現するビーズ状の光る餌を食べることでサイズを大きくする[1]。登場後アバターは常に前進しており、蛇の頭の部分に当たるアバターの先端部分が別のアバターの一部はビーズ状の光る餌の集まりと化しゲームオーバー。相手アバターを取り囲んで周回するといった作戦もしばしば用いられる[2]。
アバターには50のデフォルトスキンがあり、それぞれ異なる配色と複数の繰り返しパターンがある[3]。スキンは開始時にランダムに選択されるが、プレイヤーはカスタマイズ機能を利用することで、好きな配色のアバターを作成し使用することもできる[3]。
Slither.ioはモバイル版もリリースされており、iOSとAndroidでもプレイすることが可能である。モバイル版はオプションで3つの操作方式を好みで使い分けることが出来る[4]。また、AIを利用した人工知能モードも搭載されており、オフラインでのプレイもできるようになっている[5]。
開発者のSteven Howseによれば、当時財政難に悩まされていた彼はミネアポリスからミシガンへと移らなければならなかった[6]。彼はかねてよりオンラインのマルチプレイヤーゲームを作りたいと願っていたが、当時の開発の唯一の選択肢はAdobe Flashであり、Howseはこの方法を使いたくなかったためしばらくアイデアを封印していた。しかし後に彼は、ほとんどの主要なブラウザでサポートされている待ち時間の短いプロトコルであるWebSocketが、Agar.ioなどの他のゲームに似たHTMLゲームを実行するのに十分で安定していることに気付いた[7]。それをきっかけにしてHowseはゲームの制作に取り掛かったが、開発の最大の難関は、一度に600人ものプレーヤーを処理するのに十分なほど安定したサーバーを作ることだった。Howseはより多くの需要がある地域で十分なスペースを持つサーバ上のスペースを見つけることに苦労し、使用帯域の幅の大きさに基づくコストの増大を避けるために、Amazon Web Services等のクラウドサービスを使用することは避けていた[6][7]。
6ヶ月後の2016年3月25日、正式にブラウザとiOS向けにSlither.ioがリリースされ、サーバーは最大500人のプレイヤーをサポートしていた[8][9]。ブラウザ版とiOS版のリリースの2日後には、Lowtech Studiosによって同ゲームのAndroid版が公開された[10]。Howseは課金システムを導入することを選ばなかったので、プレーヤーのアバターが死んだ後にアプリで表示される広告のみでしか彼が収益を上げる手段はなかった[6]。また広告を行うための費用も無かったため、唯一の宣伝手段はYouTubeにおける実況プレイだけだった[11][6]。
リリース後の数週間で、Howseはゲームを安定させ、プレイヤーにとってより良い経験を提供するためのアップデートに取り組んだ[12][13]。さらに彼は人々がチームを立ち上げることを可能にする「フレンドモード」や、プレイするサーバーを選ぶ方法など、新しい機能を追加することなども予定している[7]。またHowseは、Slither.ioを買収するために2つの大手ゲーム会社からコンタクトがあったことを話しており、彼はゲームを維持するのがストレスであると感じていることから提案の受諾も検討していると語った[6]。
Slither.ioは配信の直後に、アメリカやイギリスを含むいくつかの地域において、App Store販売チャートのフリーソフトウェア部門の1位を獲得した[14][15][16] 。またSlither.ioは2016年末までに、アメリカでGoogleの同年のビデオゲームの中で最も検索された単語となった[17]。
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