Loading AI tools
ウィキペディアから
RPD(ロシア語: Ручной пулемёт Дегтярёва, 略称:РПД)は、SKSカービン用に開発された7.62x39mm弾を使用する分隊支援火器として、前任のDP28軽機関銃を設計したヴァシリ・A・デグチャレフが1944年に設計した軽機関銃である。
RPD軽機関銃 | |
概要 | |
---|---|
種類 | 軽機関銃・分隊支援火器 |
製造国 | ソビエト連邦 |
設計・製造 | 設計:ヴァシリ・A・デグチャレフ |
性能 | |
口径 | 7.62mm |
銃身長 | 521mm |
使用弾薬 | 7.62x39mm弾 |
装弾数 | 100発(ベルト給弾式、専用ドラムマガジンに収納) |
作動方式 |
ガス圧作動方式 フラップ閉鎖 |
全長 | 1,037mm |
重量 |
7.5kg(本体重量) 8.9kg(弾丸とドラムマガジン付) |
発射速度 | 650発/分 |
銃口初速 | 735m/秒 |
有効射程 | 100-1,000m |
RPD軽機関銃は、1943年に開発が始まり1944年に完成。1948年にソ連軍に採用され、大規模な納入が開始されたのは1953年でした。その後、1950年代を通じてソ連軍で使用された。この銃は、伏せ撃ち用に二脚を標準装備していたほか、腰だめ撃ちが可能なようにスリングを取り付ける金具も有している。
この銃は、一見すると円形のドラムマガジンを備えるように見えるが、この"ドラムマガジン"は実際には弾薬を非分離式の金属製リンクに装着したものを収納する単なる弾薬箱であり(ドイツのMG34/MG42と同じ方式)、給弾はリンクを用いなければ不可能である。この給弾方式のため、前線においてほかの兵士が持つAK-47と同じ弾薬を用いるにもかかわらず、即座に共用することができなかったため、前線における運用に難があると評価され、1960年代にはAKMの分隊支援火器仕様であるRPK軽機関銃に交替して退役した。
RPD軽機関銃は、東欧諸国や中国(56式の名称で生産・装備)、北朝鮮(62式の名称で生産・装備)などでライセンス生産され、ベトナム戦争においても北ベトナム軍や南ベトナム解放民族戦線が大量に使用していた。現在でも中国や北朝鮮、ベトナムなどで予備兵器として保管されているほか、地域紛争で使用されている。
Seamless Wikipedia browsing. On steroids.
Every time you click a link to Wikipedia, Wiktionary or Wikiquote in your browser's search results, it will show the modern Wikiwand interface.
Wikiwand extension is a five stars, simple, with minimum permission required to keep your browsing private, safe and transparent.