N-カドヘリン
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N-カドヘリン(neural cadherin, NCAD)またはカドヘリン2(cadherin-2, CDH2)は、ヒトではCDH2遺伝子にコードされるタンパク質である[5][6]。CD325(cluster of differentiation 325)とも表記される。N-カドヘリンは複数の組織で発現している膜貫通タンパク質であり、細胞間接着を媒介する機能を果たす。心筋においては、N-カドヘリンは介在板に位置するアドヘレンスジャンクションの重要な構成要素である。介在板は、隣接する心筋細胞との機械的・電気的に共役する機能を果たす。N-カドヘリンタンパク質の発現や完全性の変化は、拡張型心筋症などさまざまな疾患で観察される。CDH2遺伝子の変異は症候群性神経発達障害を引き起こすことも特定されている[7]。
概要 CDH2, PDBに登録されている構造 ...
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