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オープンソースのデータベース管理ソフト ウィキペディアから
MariaDBは、MySQL派生として開発されている、オープンソースの関係データベース管理システム (RDBMS) である。
MariaDBの開発は、MySQLのオリジナルコードの作者でMySQL ABの創設者でもあるミカエル・ウィデニウスにより、現在オラクルによって所有されているMySQLをフォークして立ち上げられたプロジェクトにより行われている[7]。配布ライセンスは、GNU General Public Licenseのバージョン2[6]。MariaDBの名は、ウィデニウスの2番目の娘の名前から採られている[8]。
バージョン5.1から5.5までは、同じバージョン番号のMySQLの非商用版を一部改良した形でリリースしていた[9]。2013年2月にMySQLは大規模なリファクタリングを加えたMySQL5.6の正式(プロダクション)版をリリースしたが[10][11]、MariaDBはMySQL5.5をベースにMySQL5.6から新機能の選択的な追加とMariaDB独自の機能追加を実施するという方針変更を行い、2014年3月31日に新たにバージョン番号を10に変更したバージョンをリリースした[12][11]。
2018年5月にリリースされたバージョン10.3では、Oracle Databaseからの移行を支援するOracle Database互換機能が実装された。[13]
2018年9月に分散型MySQL互換データベースのClustrixをMariaDB Corporationが買収した。[14]
2019年2月26日に有償顧客向けに MariaDB Enterprise Server を提供することが発表された。[15]
MariaDBは、原則としてMySQLとほぼ同じデータベースエンジン(ストレージエンジン)に対応している。対応するデータベースエンジン[16]は次の通り。
MariaDBは、互換性によりMySQLのために設計されたデータベース接続クライアントを利用できる。主な例は以下の通り。MariaDBと互換性のあるクライアント・ソフトウェアはGraphical and Enhanced Clientsに記載されている。
英語版ウィキペディアおよびドイツ語版ウィキペディアでは使用されているデータベースがFacebook版MySQLからMariaDBへと切り替えられた[20]。
またArch Linux[21]、Fedora (Fedora 19以降)[22]、openSUSE (openSUSE 12.3以降)[23]、Slackware[24]、Red Hat Enterprise Linux(7以降)[25]とそのクローンであるCentOS、Debian(Debian 9以降)[26]などのLinuxディストリビューションで、MySQLをMariaDBへと置き換えた。
GoogleはMariaDB財団に開発者を派遣し、MySQLからMariaDBに切り替えられた。[27]
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