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KLF4
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KLF4(Kruppel like factor 4)は、ジンクフィンガー型転写因子であるKLFファミリー(英語版)の一員である。KLFファミリーはSp1様転写因子とともにSp1-like/KLFファミリーを構成する転写因子群である[5][6][7]。KLF4は細胞増殖、分化、アポトーシス、体細胞のリプログラミングの調節に関与している。また、KLF4は大腸がんなど特定のがんでがん抑制因子として機能することを示唆する証拠が得られている[8]。KLF4のC末端には3つのC2H2型ジンクフィンガーが存在し、これらはKLF2(英語版)と密接な関係にある[6]。また、2つの核局在配列が存在し、KLF4を細胞核へ局在させるシグナルとなっている[9]。胚性幹細胞では、KLF4は幹細胞性の良い指標となることが実証されている。このことは、間葉系幹細胞にも当てはまる。
概要 PDBに登録されている構造, PDB ...
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ヒトのKLF4タンパク質はKLF4遺伝子にコードされ、513アミノ酸からなり、約55 kDaと推定される[10]。KLF4遺伝子はチンパンジー、アカゲザル、イヌ、ウシ、マウス、ラット、ニワトリ、ゼブラフィッシュの間で保存されている[10]。KLF4は1996年に初めて同定された[11]。