Apple A10
Appleが設計したSoC ウィキペディアから
Appleが設計したSoC ウィキペディアから
Apple A10 Fusionは、 Appleが設計した64ビットARM SoC である。 2016年9月7日(現地時間)に発表されたiPhone 7・iPhone 7 Plus が最初に搭載した。Appleの64ビットアーキテクチャーのモバイルSoCとしては第4世代目にあたる。iOS 16においてiPhone 7/iPhone 7 Plusに搭載されているA10 Fusionのサポートが終了されたが、iPadOS 17(iPad6世代とiPad7世代)及びiPadOS 18(iPad7世代のみ)では引き続きサポートが継続されている。
APL1W24 | |
生産時期 | 2016年9月16日から2022年5月10日まで |
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設計者 | Apple |
生産者 | TSMC |
CPU周波数 | 1.64〜2.33 GHz[1] |
プロセスルール | 16 nm |
アーキテクチャ | AArch64, A32, T32 |
マイクロアーキテクチャ | Hurricane and Zephyr both ARMv8‑A-Compatible |
コア数 | 4 core (2× Hurricane + 2× Zephyr) |
前世代プロセッサ | Apple A9 |
次世代プロセッサ | Apple A11 Bionic |
L1キャッシュ | 64 KB instruction, 64 KB data |
L2キャッシュ | 3 MB |
L3キャッシュ | 4 MB |
GPU | PowerVR Series 7XT GT7600 Plus (6 core) [2][3] |
A10 Fusionは2つの高性能コアと2つの高効率コアを含むApple初のbig.LITTLE配置を採用した4コアSoCで、トランジスタ数は33億個となっている。これまでの2コアからA10 Fusionで4コアに増加したが、In-Kernel Switcher (IKS)方式を採用しているため、CPUコアを全て同時に動作できない。そのため高負荷な処理をする際は高性能コア×2、低負荷時は省エネな高効率コア×2を切り替えて動作する。その関係でコアは増えたものの、動作は前世代のA9と変わらずデュアルコア駆動となる。2コア駆動やGPUのアーキテクチャなど、部分的にA9と似た構造となっている。6コアになり全コア同時駆動可能になるのは、次世代SoCのA11 Bionic以降となる。
高性能コアは2世代前のApple A8の最大2倍の速さで動作し、高効率コアは高性能コアのわずか5分の1の電力で動く。GPUは、2世代前のApple A8の最大3倍の速さで動作するとしていて、前世代のApple A9に搭載されたPowerVR Series 7XT GT7600の改良版を用いている。また、GPUも次世代のA11 Bionic世代からApple独自開発に切り替わったためPowerVRのアーキテクチャを採用しているのは、このA10世代が最後となる。 この世代からHEVCのハードウェアエンコーダーを(デコーダーはApple A9から)搭載している[4]。
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