AGS-40
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AGS‑40 バルカン(露: АГС-40 «Балкан»)は、40mmケースレス擲弾を使用するロシアの自動擲弾発射器である。AGS-17およびAGS-30の後継として、ロシア連邦軍が採用している[1][2][3]。
AGS-40は、射程2,500mの40mmCL(ケースレス)擲弾を使用する(30mm擲弾を使用するAGS-17の射程は1,700m、AGS-30の射程は2,100m)。発射速度は毎分400発で、射撃モードは短バースト射撃(5発)、長バースト射撃(10発)、連続射撃から選択できる。通常は三脚架と2.7倍率のPAG-17望遠照準器を装備するほか、バックアップのアイアンサイトを取り付けることも可能である[4]。
AGS-40の特徴的な設計として、射手用の座面が取り付けられる点がある。これにより、射手の体重を利用して、より安定した射撃が可能となる[5]。
96式[7] | Mk 19 | Mk 47 | H&K GMW[8] | Y3 AGL[9] | LAG 40 | 大宇 K4[10] | AGS-30 | AGS-40[11] | |
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画像 | |||||||||
使用弾薬 | 40x56mm | 40x53mm | 30x29mmB | 40mmケースレス (7P39) | |||||
重量 (本体のみ) |
24.5kg | 32.92kg | 18.0kg | 18.0kg | 32.0kg | 34.4kg | 16.0kg | 不明 | 29.0kg |
銃身長 | 454mm | 413mm | 610mm | 577mm | 300mm | 415mm | 412mm | 290mm | |
全長 | 975mm | 1,095mm | 940mm | 1,090mm | 844mm | 960mm | 1,094mm | 1,100mm | |
発射速度 | 250-350発/分 | 325-375発/分 | 225-300発/分 | 340発/分 | 280-320発/分 | 215発/分 | 350発/分 | 400発/分 | |
最大射程 | 2,200m | 1,700m | 2,500m |
AGS-40の開発は1980年に開始されたが、ソビエト連邦の崩壊と、それに続くロシアの経済衰退により停滞した。しかし、1990年代初頭に「バルカン」というコードネームで復活し、2018年から評価試験が行われた[1][12]。 試験は合格で、2021年3月に実用化が推奨された[13]。初期生産バッチは2022年1月から納品された[14]。
AGS-40は装甲車両に取り付けることができ[15]、カラシニコフMBDUリモートウェポンステーションに組み込むこともできる[16]。
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