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7.7cm FK 96(7,7 cm Feldkanone 96)とは、1896年にドイツ帝国陸軍が制式採用した野砲である。
FK 96はクルップ社が自社製のFK 73を基に改良した野砲である。しかし反動制御機構は、砲架の脚の内部に仕込んだばねが駐鋤に固定されたもので、限定的な効果しかなかった。
このため、採用の翌年にフランスが砲身後座・液気圧式駐退復座機を搭載したM1897 75mm野砲を開発するとたちまち旧型の烙印を押された。これに対抗するためFK 96の殆どは砲身のみを流用して新型砲架と組み合わせた7.7cm FK 96 nAに改造され、第一次世界大戦にはFK 96のままで実戦投入されたものはほとんど存在しない。
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