CONCACAF Wチャンピオンシップ2022(英: 2022 CONCACAF W Championship、西: Campeonato W de CONCACAF 2022)は、北中米カリブ海サッカー連盟(CONCACAF)所属の女子サッカーの代表チームにより争われる大会である。2023 FIFA女子ワールドカップならびに2024年オリンピック女子サッカーの北中米カリブ海予選を兼ねて行われる[1](後述)。
2020年12月の時点で、2023 FIFA女子ワールドカップの予選を兼ねる大会の方式が発表されるとともに、正式な大会名は2021年中に告知される予定であることが発表されていた[2]。その後、2021年8月19日にCONCACAFは上記の正式な大会名称を発表するとともに、2024年オリンピック女子サッカーの予選も兼ねることを発表した[1]。
2020年12月10日にCONCACAFは大会方式を発表した[2]。
- 出場枠
- 2020年8月のFIFA女子ランキングの上位2チーム( アメリカ合衆国・ カナダ)は本戦からの出場となる。
- 予備予選
- 予選出場チームが30チームを超える場合にのみ実施し、30チームに絞り込む。(出場チームが30だった為、予備予選は開催されなかった。)
- 予選グループステージ
- 30チームを5チームずつの6組に分け、それぞれ1回総当たりで対戦する(各チームはホーム2試合・アウェー2試合を行う)。各グループ1位のチームが本戦に出場する。2021年11月・2022年4月に開催予定だったが、COVID-19パンデミックの影響により、2022年2月・4月に延期された[3]。
- 本戦
- 予選グループステージ免除の2チームと予選グループステージ突破の6チーム、計8チームが出場する(集中開催で実施)。2022年7月に開催予定。
順位決定基準
予選グループステージならびに本大会グループステージにて、勝ち点が並んだチームの順位は、以下の基準により決定する(大会規定[4] 第12.3節・第12.7節)。
- グループ全試合での得失点差
- グループ全試合での得点数
- 当該チーム間での対戦における勝ち点
- 当該チーム間での対戦における得失点差
- 当該チーム間での対戦における得点数
- 反則ポイント(イエローカード:1点、イエローカード2枚によるレッドカード:3点、直接のレッドカード:4点、イエローカードを受けてからの直接のレッドカード:5点)
- 抽選
他大会への出場権は以下の通りとなる[1]。
- 2023 FIFA女子ワールドカップへの出場権
- CONCACAFからのワールドカップへの出場枠は、直接の出場枠4および大陸間プレーオフの出場枠2[5]となっている。
- 2022 CONCACAF Wチャンピオンシップのグループステージ(4チームずつの2組)において、各組上位2チーム(合計4チーム)はワールドカップへの出場権を獲得し、各組3位チーム(合計2チーム)はワールドカップの大陸間プレーオフに出場する。
- 2024年オリンピック女子サッカーへの出場権
- 2022 CONCACAF Wチャンピオンシップの優勝チームはオリンピック出場権を獲得。2位と3位のチームでプレーオフを行い、その勝者もオリンピック出場権を獲得。
- 2024 CONCACAF Wゴールドカップへの出場権
- 新設の大会で、2024年オリンピック女子サッカーの前となる2024年6月に開催される。方式は以下の通り。
- 全12チームで開催する。
- 2024年オリンピック女子サッカーの出場権を得た2チーム(上述)は予選免除。
- それ以外のチームは、リーグA(3チームずつの3組)・リーグB(4チームずつの3組)・リーグC(残るチーム)の3段階に割り振られてリーグ戦を戦い、リーグAの各組1位チームと、「リーグAの各組2位チーム vs リーグBの各組1位チーム」の勝者、計6チームが出場権を獲得。
- さらにCONCACAF外から4チームを招待する。
Wチャンピオンシップの2位チームと3位チームが対戦し、勝者が2024年オリンピック女子サッカーの出場権を得る。試合はホーム・アンド・アウェーで行い、第1試合は3位チームのホームで、第2試合は2位チームのホームで行う(大会規定[4] 第12.11節)。
2試合合計4-1で、カナダがオリンピック出場権を獲得。