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日本の三重県南牟婁郡にあった村 ウィキペディアから
鵜殿村(うどのむら)は、かつて三重県南牟婁郡にあった村。三重県最南端にあり、東紀州地域に含まれていた。
廃止されるまで日本で一番面積の小さい村[1]で、また日本で一番人口密度の高い村[2]でもあった。大字はなく、小字はあったものの行政地名ではなかったため、住所の表記では村名の次に地番がきた。
熊野川の河口に位置し、熊野川をはさんで和歌山県新宮市と接する小さな村で、同市のベッドタウンであり、紀州製紙の工場が村域の一割ほどをも占める企業城下町であった。2006年(平成18年)1月10日に紀宝町と合併し、紀宝町鵜殿となった。合併後、鵜殿村役場の庁舎は紀宝町役場の庁舎として利用されている。
三重県最南端、熊野川の河口に位置する。村の面積は小さく河口近くのわずかな部分を占めるのみである。
紀州製紙(現・北越紀州製紙)の製紙工場により栄えていた。製紙工場に隣り合うかたちで鵜殿港がある。
また面積が日本一小さな村で有名となり、記念観光で訪れる人も多かった。
旧村域を東海旅客鉄道(JR東海)の紀勢本線が走り、鵜殿駅が置かれている。鵜殿駅から紀州製紙工場まで専用線が延びている。(現在は貨物輸送の専用線が廃線となっている)
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