関東大震災朝鮮人虐殺事件
関東大震災の混乱により暴徒化した市民が朝鮮人を虐殺した事件 / ウィキペディア フリーな encyclopedia
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関東大震災朝鮮人虐殺事件 (かんとうだいしんさいちょうせんじんぎゃくさつじけん、朝: 관동대학살) とは、1923年(大正12年)の日本で発生した関東地震・関東大震災の混乱の中で、多数の朝鮮人、日本人、中国人が殺害された事件である[1]。「朝鮮人や社会主義者が井戸に毒を入れた」「朝鮮人が暴動を起こした。放火した」などのデマが流れ、それを信じた官憲や自警団などによって朝鮮人や社会主義者が虐殺された事件とされる[2][3][4][5][6][7][注 1]。「虐殺はなかった」とする主張もある[2]。
内閣府中央防災会議の報告書は、震災の死者・行方不明者約10万5千人[9]のうち、殺害された人数を「1~数%」と推計している[1][10]。犠牲者数は千人から数千人規模と報じられることもある[10][11][8]。論者の立場により幅広い差があり、正確な人数は不明である[12][13][14]。
朝鮮総督官房外事課は、自警団に殺害された朝鮮人を、震災による圧死、焼死者、被殺者及行方不明となった832名の2-3割以下としている[15]。司法省の記録では、起訴に至った殺害事件を、「朝鮮人233人、日本人58人、中国人3人」としている[1]。
「関東大震災中国人虐殺事件」および「関東大震災#震災後の殺傷事件」も参照