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簡 肇棟(かん ちょうとう、ジエン ジャオドン、1955年〈民国44年〉8月18日 - )は、中華民国(台湾)の政治家、元内科医、放射線科医。民主進歩党所属の元立法委員[1]。
台中一中、中山医学院医学系卒。中興大学国際政治研究所修士。卒業後は中山医学院附属病院内科主治医、放射線科主任、大里菩提病院院長、医師公会全国連合会秘書長を歴任した[2]。1998年の大里市長選挙に42歳で初当選した。
2001年の第5回立法委員選挙では台中県選挙区から出馬し、初当選した。2004年の第6回立法委員選挙にも再選を目指して出馬したが、落選した。
2008年の第7回立法委員選挙では、選挙区の再編により台中県第三選挙区から出馬したが、国民党候補の江連福に敗れ再び落選した。
2009年10月9日、江連福が投票買収により選挙無効の判決が下され、翌年1月9日の補欠選挙で55%以上の得票率を獲得し当選した。
2011年9月11日深夜、簡は台中市大里区で車を運転中、路上に倒れていた飲酒男性をはねて死亡させ、そのまま車で逃走した[3]。9月13日に逮捕され、罪を自白した。簡は同日夜に記者会見を開き、被害者遺族に謝罪し立法委員を辞職した[4]。後はひき逃げによる過失致死などの罪で懲役1年3か月、執行猶予3年の判決を受けた[5]。現職立法委員の過失致死事件は台湾政界に衝撃を与えた。
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