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『破邪巨星Gダンガイオー』(はじゃきょせいグレートダンガイオー)は、2001年4月5日から同年7月5日まで毎週木曜 27:44 - 28:14にテレビ朝日で全13話が放送された、AIC製作のロボットアニメ。
この記事のほとんどまたは全てが唯一の出典にのみ基づいています。 (2016年1月) |
本作放送当初は、OVA『破邪大星ダンガイオー』との関連性が不明であったが、世界観を引き継いだ続編であることが中盤過ぎに判明する。ストーリーは最終回に登場する謎の新ロボット・Gダンガイオーの正体や宇宙海賊バンカーとの勝敗が明らかにならないまま、未完結状態で最終回を迎えた。
監督である平野俊貴は「『弾劾凰』と名のつく作品はみんなちゃんと完結できない運命なんじゃないかって」とコメントしていた[1](前作『破邪大星ダンガイオー』もストーリーは未完)。
ある日、日本の九州近海に浮かぶ「双神島」に、宇宙から謎の物体が飛来。凄まじい衝撃と爆風を発生させ、島を壊滅状態に陥れた。
その惨劇から十数年。火島弾正率いる組織「エクスタルタロン」(タルタロスは「地獄」の意味)が巨大ロボット軍団と浮遊基地「コキュートス」で世界各国の都市と軍隊を破壊した後、双神島をも炎に包む。その地下から出現した白き要塞「新未来創世機関アヴァルダ」。宇宙からの侵略者に対抗するために、謎の「財団」が創りあげた超科学研究組織である。アヴァルダから出撃した巨大ロボット「ダンガイオー(弾劾凰)」は、ビーム攻撃衛星を含む各国軍隊に無敵を誇ったエクスタルタロンを瞬時に壊滅させる(第1話)。
その後も、アヴァルタは、その秘密や世界の覇権を狙う地球各地の組織や国家から攻撃を受け、さらに真の敵として備えていた宇宙からの侵略者の先兵「機甲獣」が出現する(第8話)。四方八方の侵略者から地球を守るため、ダンガイオーはいつ果てるとも知れぬ戦いへとその身を投じるのだった。
ダンガイオーは弾劾ナンバーズと呼ばれる三体の人型ロボット(ダンガイオーB、ダンガイオーF、ダンガイオーX)が合体して生まれる巨大ロボット。操縦は天城空也が担当する。ミア・アリスのメッセージを受けた与那嶺軍司、色谷美也が開発した。本編開始前、合体はシミュレーションのみだったが、第1話で初合体を成功させる。
合体、分離による高速機動戦を得意とし、陸、海、空など様々な空間での局地戦が可能であるが、パイロットにかかる肉体的精神的負担は凄まじく、長時間の戦闘は生命に関わる。機体の約三割が解析不能のパーツで構成されており、二人の博士とてその全容を完全に把握しきれてはいない。
必殺技は、バーニングブロー、プレッシャーバニングブロー、ダンガイブレード、フレイムアロー、クロストルネード、ストリームブラスター、バーニングプレッシャー、ダブルバーニングクラッシュ、ダブルバーニングブロー、バーニングクロススラッシャー。
プロトタイプであるダンガイオーUrや後継機のGダンガイオーと異なり、単独飛行は出来ない(腰のブースターで短時間なら飛べる)。対空戦でも大抵はバーニングブロウ(ロケットパンチ)で叩き落しており、特に対策は講じられていない。
ダンガイオーUr(-ウル)とは、火島弾正が開発した人型ロボットでダンガイオーのプロトタイプ。ダンガイオーとの最大の相違点は、パイロット操縦型ではなくロボットに人間の脳を直接移植したものである点(つまり巨大なサイボーグである)。作中では事故で死んだ天城空也の兄、天城進の脳が移植されていた。完成型であるダンガイオーと異なり、収納式の翼「ゴッドウイング」で空を飛ぶことが出来る。なお、回想におけるダンガイオーUrにはコクピットがあった。
外見は白いカラーリング(他2体は黒中心のカラーリング)や頭部デザインなどから、初代ダンガイオーに近い外見になっている(ただし、スマートだった初代と異なり、ガッシリした体格をしている)。
必殺技は、ディストーションパンチ、デスフレイム、ハイドロイレイザー、ゼロキャリバー、ダンガイビーム、ダブルカッターブーメラン、ロッドミサイル、カウンターシャーク、テレポーテーションイレイザー、キャリバー斬、ゴッドトルネード、キラーマイト、バニッシュブリザード。
圧倒的な強さでダンガイオーを、中枢である脳が兄の物であることが空也を苦しめる。最期は迷いを振り切った空也達のダンガイオーの最終兵器「ストリームブラスター」を受けて消滅する。作中、宇宙からの敵(機甲獣)を複数撃破するが、周囲の被害を気にせず大技を使い続け市街地を壊滅させた。
「グレートダンガイオー」と読む。最終話「無敵! G弾劾凰発進!!」で登場。パイロットは零戦暁児。ダンガイオーと異なり操縦は一人で行うことも可能。ダンガイオーではオミットされていた飛行能力を持ち、収納式のウイング「フェニックスダッシュ」で空を飛ぶ。
ダンガイオーUrとの戦いに辛くも勝利したダンガイオーの前に、宇宙から機甲獣より強力な三体の星機士が現れる。相打ち覚悟でそのうちの一体を倒したダンガイオーだったが、残りの二体に対しては為す術もなくやられる寸前だった。そのとき突然登場したのがこのGダンガイオーある。残りの2体を圧倒的な力で倒したGダンガイオーのパイロット、零戦は空也に言葉を残し、そのままいずこかへと去っていった(オンエア時とDVD収録ではこの際の零戦の台詞は異なる)。
必殺技は、シャイニングブロウ、アトミックフレイム、破邪聖剣、 ダンガイブレイク。また、名称不明だが胸の装飾をブーメランにすることもできる。なお、ダンガイブレードはダンガイオーではビーム剣だったが、こちらは巨大な日本刀である。
関智一は、登場シーンについて「グレートマジンガー的な雰囲気だろうなというのはわかったんで、剣鉄也のイメージで演じました」と語っている[3]。
話数 | サブタイトル | 脚本 | 絵コンテ | 演出 | 作画監督 | メカ作画監督 | 登場ロボットなど |
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1 | 決戦 | 植竹須美男 | 平野俊貴 | 野中卓也 | 山田正樹 高岡淳一 | 渡辺浩二 | |
2 | 踊る大要塞 | 箕輪風太郎 | 宮田亮 | 日向正樹 | - |
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3 | 強襲! 三大砂漠魔人!? | 関野昌弘 | 泉明宏 | 高岡淳一 山田正樹 | 西井正典 |
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4 | 檻の中の砦(アヴァルダ) | 赤星政尚 | 川島宏 | 関口雅浩 |
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5 | 天空の悪魔 | 村木靖 | 山内東生雄 | 小林多加志 | 箕輪悟 |
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6 | 海王咆吼 | 植竹須美男 | 玉川達文 | 吉川美貴 | 西井正典 |
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7 | 洋上の七変化! 大乱舞! 大沈没! | 赤星政尚 | のりみそのみ | 北川正人 | 日向正樹 | - |
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8 | 魔天よりの流星 | 植竹須美男 | 山口美浩 | 下司晃生 | 玄馬宣彦 |
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9 | 奇襲! 影の刃!! | 川島宏 | 羽生尚靖 | 久保まさひこ、桑原周枝 しまだひであき、西井正典 | - |
| |
10 | 偉大なる戦士 | 赤星政尚 | 村木靖 | 泉明宏 | 佐藤道雄 | 橋本敬史 |
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11 | 復活せし過去(モノ) | 植竹須美男 | 松村やすひろ | 山内東生雄 | 関口雅浩 | 明野洋二 |
|
12 | Ur(ウル)の脅威 | 赤星政尚 | のりみそのみ | 川島宏 | 西岡忍 佐藤道雄 | 西井正典 |
|
13 | 無敵! G弾劾凰発進!! | 植竹須美男 | 別所誠人 | 泉明宏、関口雅浩 寺沢伸介、山田正樹 | 西井正典 鴨川浩 |
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