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松平 千秋(まつだいら ちあき、男性、1915年9月13日 - 2006年6月21日[1])は、日本の古代ギリシア文学者・西洋古典学者。多数のギリシア文学原典訳を行った。学位は、文学博士(京都大学・1962年)(学位論文「イーリアス第二歌の研究」)。京都大学名誉教授。
1915年、岐阜県生まれ[1]。静岡県立静岡中学校[2]、旧制静岡高等学校を経て、1938年、京都帝国大学文学部卒業[1]。1941年、同大学大学院を修了、同大講師[1]。1947年より助教授[1]。1958年、京都大学教授[1]。1962年、「イーリアス第二歌の研究」で京都大学より文学博士の学位を取得。1979年、停年退官[1]、名誉教授。その後も光華女子大学や京都産業大学で教鞭を執った[1]。日本西洋古典学会委員長(第4代:1973-1986年)を務めた[1]。
田中美知太郎の信頼が厚く、ギリシア語・ラテン語教科書を出版している[1]。また、ギリシア語作品の巧みな訳でも知られ、エウリピデスやホメロス、ヘロドトスの翻訳は高く評価された[1]。岩波文庫版のホメロス『イリアス』『オデュッセイア』の各新訳・改訳を行い、旧版の呉茂一訳から松平訳に切り替えられた。
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