杭州駅
中国の鉄道駅 ウィキペディアから
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杭州駅(こうしゅうえき)は、中華人民共和国浙江省杭州市上城区にある中国鉄路総公司(CR)上海鉄路局が管轄する駅である。杭州城駅または城站の別名を持つ。駅等級は一等駅。
本項では、近接する杭州地下鉄の城站駅(じょうたんえき)についても記述する。
杭州駅からは全国各方面に始発列車がある。そのうち、上海、寧波、温州等の周辺地域行きが最も多い。春運期間中は阜陽、合肥等へ臨時列車を運行する。
1906年に完成した杭州最初の駅の名称は「清泰門駅」であった。1907年8月23日に江墅線の開通とともに開業した。駅は杭州城から数百メートル離れていたため、城内の住民にとっては不便であった。そのためアメリカから帰って来た学者の馬一浮の提案により杭州城内の駅が計画された。城内の駅は1909年に着工され1910年に完成した。そのため現在でも杭州駅は城駅(城站)と通称される。杭州市内バスの杭州駅前バス停は「城駅鉄道駅」(城站火车站)という名称であり、また杭州地下鉄の駅も「城站 Chengzhan」であるため、注意が必要である。
1937年、日中戦争が始まって、杭州駅は10月に日本軍により2度の爆撃を受け破壊された。日本軍は、12月24日に杭州を占領した。1939年、日中合弁の華中鉄道の管理下に置かれた。1941年から1942年にけて駅の再建工事が行われた。その駅舎の外観は日本の奈良時代の寺院風であった。
戦後、杭州駅は増え続ける旅客輸送量に対応できなくなり、駅の改築が計画された。1997年に旧駅舎は解体され、1999年に新駅舎が落成、12月28日に供用を開始した。
2010年10月26日に滬杭旅客専用線が開通したが、杭州側のターミナル駅に予定されている杭州東駅の改築工事が完成するまで、杭州側のターミナル駅となった。また、すべての動車組編成の行き先が上海南駅から上海虹橋駅に変更された。
単式ホーム1面、島式ホーム4面の地上駅。1、4、5、6、7番ホームは高いホームであり、中国鉄路高速(動車組)が発着でき、6、7、8、9番ホームは動車組専用ホームとなっている。
旅客乗降数は、2005年の統計で年間2700万余人。
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