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北海道札幌市手稲区の地名 ウィキペディアから
札幌市西北部、手稲区北部にあり小樽市(銭函地区)に隣接する。小樽市との地区北東の境界は新川、北西の境界は清川である。南は星置、南東は曙及び明日風と接する。
地区南部の一部を除く地区の大半が市街化調整区域であり[3]、畑地として利用されている他、ごみ処理場(山口処理場)等が立地している。
その名の通り山口県出身者によって開拓された一帯である。1881年(明治14年)に最初の入植者が移住し、その開拓地を故郷の地名にちなんで山口村と名づけた。1882年(明治15年)12月21日に正式に山口村となった。山口村の範囲は、現在の手稲山口の他、曙の北部、明日風、星置を含む範囲にあたる。
山口地区は元来砂地であり、開拓には相当な苦労があった。しかも不運なことに同時期にバッタが大量発生し、数少ない作物を食い荒らされた。それでも開拓を進めた結果、いくつかの作物が取れるようになり、さらに明治末期には稲が取れるようになった。 1916年以降はスイカの栽培を試みたところ成功を収め、これはのちに「山口スイカ」という呼称で知られるようになる。2006年現在では社会情勢の変化により水田は見られなくなったが、それでも山口地区は農業地帯であり山口スイカ改め「サッポロスイカ」は、昭和50年代から栽培されたカボチャ「大浜みやこ」とともに特産品として知られている[4]。
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