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中国のサッカークラブ ウィキペディアから
山東泰山足球倶楽部(漢音読み:さんとう-たいさん-そっきゅうくらぶ、山东泰山足球俱乐部)は、中華人民共和国の東部、山東省済南市をホームタウンとする、中国プロサッカーリーグ(中国超級)に加盟するプロサッカークラブ。通称・山東泰山。
スローガンは「文化足球、百年魯能(文化的なサッカーをしよう、百年の構想をもって魯能を考えよう)」。
チーム名は親会社の山東魯能グループに由来する。山東魯能グループ(英: Shandong Luneng Group)は山東省の電力供給会社、山東電力(中: 山东电力集团)を中心とする企業グループ。2021年に済南文旅発展集団が筆頭株主になり、チーム名は山東泰山に変更。
4月10日、地元の山東省政府によって設立された。
12月2日、プロサッカークラブとして「山東泰山足球倶楽部」(Shandong Taishan Football Club)を創立。
中国サッカー協会(中国足球協会)の最初のシーズンである、甲A級に出場。
中国足協杯優勝。
山東電力、魯能グループが共同出資し、「山東魯能泰山足球倶楽部」(Shandong Luneng Taishan Football Club)へ改名した。
中国サッカー甲Aリーグと中国足協杯の両方で優勝、史上初の二冠チームとなる。
AFCチャンピオンズリーグ2005でACL初出場すると予選で横浜FM、PSMマカッサル、BECテロ・サーサナのグループFを6勝の予選全勝で首位通過して決勝トーナメントに進出した。準々決勝でアル・イテハドと対戦した。ホームの第1戦を1-1で引き分け、アウェイの第2戦では2-7の大差で敗戦し合計スコア3-8で準々決勝で敗退が決定した。
スーパーリーグと名称変更されてから初の優勝。AFCチャンピオンズリーグ2007とA3チャンピオンズカップ2007の出場権を獲得した。
2006年度中国スーパーリーグ優勝チームとして、AFCチャンピオンズリーグ2007、A3チャンピオンズカップ2007に出場した。
2回目の出場となったAFCチャンピオンズリーグ2007の予選で城南、アデレード・ユナイテッド、ドンタム・ロンアンのグループGを4勝1分1敗の2位で終えた。首位の城南に勝点で並ぶも得失点で上回れずグループリーグ敗退した。
初出場でこの年で最後となったA3チャンピオンズカップ2007では上海申花、浦和、城南一和天馬と対戦し、2勝1敗で2位の準優勝に終えた。優勝した上海申花に勝点で並ぶも得失点で上回れなかった。
スーパーリーグにて優勝を果たす。
2008年度中国スーパーリーグ優勝チームとして、3回目の出場となったAFCチャンピオンズリーグ2009の予選でG大阪、FCソウル、スリウィジャヤのグループFを2勝1分3敗の3位で終えグループリーグ敗退した。
スーパーリーグで4位となり、AFCチャンピオンズリーグ2010の出場権を獲得した。
2年連続の4回目の出場となったAFCチャンピオンズリーグ2010の予選でアデレード・ユナイテッド、浦項、広島のグループHを2勝4敗でグループリーグ最下位の4位に終え敗退した。
3年連続の5回目の出場となったAFCチャンピオンズリーグ2011の予選で全北、C大阪、アレマ・マランのグループGを2勝1分3敗の3位で終えグループリーグ敗退した。
2013年度中国スーパーリーグで2位となり、AFCチャンピオンズリーグ2014の出場権を獲得した。
6回目の出場となったAFCチャンピオンズリーグ2014の予選で浦項、C大阪、ブリーラム・ユナイテッドのグループEを1勝2分3敗でグループリーグ最下位の4位に終え敗退した。
呂征と耿暁鋒が上海申花、ライアン・マッゴーワンがダンディー・ユナイテッドFC、馬龍が青島中能、王剛がSGサカベンエンスに移籍。ヴァグネル・ラヴと契約解除した。
アトレチコ・ミネイロからジエゴ・タルデッリを移籍金550万ユーロで獲得した。
2年連続で7回目の出場となったAFCチャンピオンズリーグ2015の予選で全北、ビンズオン、柏のグループEを2勝1分3敗の3位で終えグループリーグ敗退した。
超級リーグ戦では18勝5分7敗の3位で終えた。AFCチャンピオンズリーグ2016のプレーオフの出場権を獲得した。
AFCチャンピオンズリーグの本戦をかけて予選2回戦から出場する。ACLではグループリーグを突破したがリーグ戦で下位に低迷したため、新監督としてフェリックス・マガトが就任した。
リーグ戦、FAカップ、ACLともに低迷していた。良い成績を残せず、無冠な時期。
新型コロナウイルスの影響により、リーグ戦は短縮された。リーグ戦では成績を残さなかったが、下半期に監督が交代され、カップ戦を優勝した。
クラブ名に会社名を入れないようにするサッカー協会の方針を受けて、2021年シーズンからクラブ名を「山東泰山足球倶楽部」(Shandong Taishan Football Club)へ改名した。なお、当チームは給与未払いによりACLへの参加権(ライセンス自体)が剥奪されている。
新型コロナウイルスの影響により、リーグ戦は前期と後期に分かれていたが、選手の補強などを積極的にやりつつながら、リーグ戦で22勝6引き分け1敗の好成績で11年ぶりにリーグ優勝。カップ戦で上海海港に勝ち、カップ戦優勝へ。願念の「二冠王」を達成。
新型コロナウイルスの影響で、リーグ戦が安定していない上、良い成績をキープできず、リーグ戦優勝を逃して、最終的に2位になった[2]。同じく新型コロナウィルスの影響により、中国FAカップ戦は2023年まで延長した[3]。2023年1月に、2022FAカップを優勝[4]。ACL出場へ。
新型コロナウイルスによる制限がなくなったことで、リーグ戦に集中できるようになったが、賭博や八百長の不祥事により選手をロスし、監督交代へ[5]。リーグ戦初期は低迷していたが、監督交代後連勝を果たし、上位に突入。次期アジアリーグ出場権を獲得。リーグ終盤、優勝を逃し、リーグ2位と確定[6]。運営が不安定の2023年にしては予想以上の成績であった。
下半期に、ACLのグループステージに出場。コロナ後はじめて一軍をACLへ派遣した[7]。
CFAカップ戦は上海申花に負け、4連覇を逃して、準優勝[8]。
シーズン | リーグ | 試 | 勝 | 分 | 敗 | 得 | 失 | 差 | 点 | 順位 | カップ |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2004 | 超級リーグ | 22 | 10 | 6 | 6 | 44 | 29 | +15 | 36 | 2位 | 優勝 |
2005 | 超級リーグ | 26 | 15 | 7 | 4 | 47 | 30 | +17 | 52 | 3位 | 準優勝 |
2006 | 超級リーグ | 28 | 22 | 3 | 3 | 74 | 26 | +48 | 69 | 1位 | 優勝 |
2007 | 超級リーグ | 28 | 14 | 6 | 8 | 53 | 29 | +24 | 48 | 3位 | - |
2008 | 超級リーグ | 30 | 18 | 9 | 3 | 54 | 25 | +29 | 63 | 1位 | - |
2009 | 超級リーグ | 30 | 11 | 12 | 7 | 35 | 30 | +5 | 45 | 4位 | - |
2010 | 超級リーグ | 30 | 18 | 9 | 3 | 59 | 34 | +25 | 63 | 1位 | - |
2011 | 超級リーグ | 30 | 13 | 8 | 9 | 37 | 31 | +6 | 47 | 5位 | 準優勝 |
2012 | 超級リーグ | 30 | 8 | 12 | 10 | 46 | 43 | +3 | 36 | 12位 | 準決勝敗退 |
2013 | 超級リーグ | 30 | 18 | 5 | 7 | 55 | 35 | +20 | 59 | 2位 | 4回戦敗退 |
2014 | 超級リーグ | 30 | 12 | 12 | 6 | 41 | 29 | +12 | 48 | 4位 | 優勝 |
2015 | 超級リーグ | 30 | 18 | 5 | 7 | 66 | 41 | +25 | 59 | 3位 | 準決勝敗退 |
2016 | 超級リーグ | 30 | 9 | 7 | 14 | 38 | 45 | -7 | 34 | 14位 | 4回戦敗退 |
2017 | 超級リーグ | 30 | 13 | 10 | 7 | 49 | 33 | +16 | 49 | 6位 | 準々決勝敗退 |
2018 | 超級リーグ | 30 | 17 | 7 | 6 | 57 | 39 | +18 | 58 | 3位 | 準優勝 |
2019 | 超級リーグ | 30 | 15 | 6 | 9 | 55 | 35 | +20 | 51 | 5位 | 準優勝 |
2020 | 超級リーグ | 20 | 5位 | 優勝 | |||||||
2021 | 超級リーグ | 1位 | 優勝 | ||||||||
2022 | 超級リーグ | 2位 | 優勝 | ||||||||
2023 | 超級リーグ | 2位 | 準優勝 | ||||||||
注:選手の国籍表記はFIFAの定めた代表資格ルールに基づく。
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ユースなど育成組織には厚みがあり、中国では最大規模のサッカースクールを運営している。トップチームの60%が同組織の出身である。中国代表選手も多く輩出している。
コーチはボスニアなど旧ユーゴスラビアからの優秀な指導者を招くことが多い。
ホームタウンの済南市民はサッカー熱が高く、毎試合3万以上の動員を誇る。
ジュビロ磐田と育成と指導者交流を目的としたクラブ間交流をしている。元磐田のアレクサンダー・ジヴコヴィッチもトップチームに在籍していた。
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