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栃木県から群馬県に至る一般国道 ウィキペディアから
国道120号(こくどう120ごう)は、栃木県日光市から群馬県沼田市に至る一般国道である。
起点の栃木県日光市から、群馬県利根郡片品村を経由しながら西進し、終点の群馬県沼田市までを結ぶ路線で、日本ロマンチック街道の一部に指定されている。
途中、日光市では標高差約500 mのいろは坂を通る。いろは坂は西(起点→終点)方向の第二いろは坂と東(終点→起点)方向の第一いろは坂とでそれぞれ別ルートになっている。本国道は日光市細尾町[注釈 1]で2ルートに分岐し、同市中宮祠の二荒橋前交差点[注釈 2]で2ルートが合流する。 その後、後述で触れる金精峠(金精道路)を通行するが、冬期間通行止めになるため、当該期間は日光方面と片品村、沼田方面間の通行はできない[注釈 3]。
また日光市では、本国道の新道かつ一般有料道路である日光宇都宮道路(日光IC - 清滝IC)[注釈 4]が現道と並行して走る。
本国道は、日光国立公園の日光連山から奥日光の山域を東西に横断して栃木県と群馬県を結ぶ。最高地点の金精峠周辺は、日本の国道の中では国道292号、国道299号に続いて3番目に標高が高い地点(標高1840 m)であり、ここをトンネルで抜けてゆく[5]。沿線には日光東照宮、いろは坂、華厳滝、中禅寺湖、戦場ヶ原など日本国内有数の観光地が数多くあり、金精峠下の展望台からは日本百名山の男体山と湯ノ湖を眺めることができる[6]。秋季は、いろは坂から金精峠まで標高1500 m前後のこの付近は、白樺やカラマツの紅葉が美しいポイントで知られている[7]。金精トンネル西側の群馬県では、山深い山林の中を走る道路となり、沿線には菅沼や丸沼などの湖がある[8]。冬季は雪深くなる地域であるが、金精トンネルが閉鎖されることを除けば、栃木県側から戦場ヶ原や日光湯元スキー場が隣接する日光湯元温泉まで、また群馬県側からは丸沼高原スキー場付近までは冬季でも通行できる。
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