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『君が落とした青空』(きみがおとしたあおぞら)は、櫻いいよによる小説。通称は「きみあお」。
君が落とした青空 | ||
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著者 | 櫻いいよ | |
イラスト |
げみ(スターツ出版文庫) さいね(野いちごジュニア文庫) | |
発行日 | 2012年2月25日 | |
発行元 | スターツ出版 | |
ジャンル | 小説 | |
国 | 日本 | |
言語 | 日本語 | |
形態 | 文庫判 | |
ページ数 | 301 | |
コード |
ISBN 978-4-88381-646-0 ISBN 978-4-8137-0042-5(文庫判) | |
ウィキポータル 文学 | ||
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主人公の女子高生の目の前で同じ学校の彼氏が交通事故に遭ってしまい、気付くと何度も事故当日の朝に戻り、その日を繰り返す不思議な体験の中で、彼を必死に助けようとするタイムリープ・ラブストーリーを描く。
小説投稿サイト「野いちご」で2010年にケータイ小説として公開され[1]、2022年2月までの閲覧数は600万回を超えている[2]。2012年2月25日にデビュー作として、ケータイ小説文庫より刊行[3][4]、2015年12月28日にスターツ出版文庫として新装版[注 1]が刊行された[5]。また、2021年12月20日に野いちごジュニア文庫版が刊行された[6]。
新装版のカバーイラストは、げみが担当し、野いちごジュニア文庫版のカバーイラストと挿絵は、さいねが担当した。
野いちごでは「切ない小説ランキング」第1位を獲得し、2012年に書籍化されて以降、発行部数は2022年2月時点で23万部を記録している[7][8][9][10]。
高校生の実結と修弥とは中学の時から付き合い始めて2年目になる。そんなある日、デートの途中で修弥に電話があり、用事ができたからとデートを中断して気まずい雰囲気で別れた直後、修弥が交通事故に遭ってしまう。
突然の事故に実結はパニックになるが、気が付くと、事故当日の朝に戻っていた。その後も何度も同じ日を繰り返していき、実結は何とかして修弥を救おうとするが、少しずつ起きる出来事は変えられても、修弥が事故に遭うという結末はいつも同じだった。それでも、同じ日を繰り返していく中で、修弥の隠された事実が少しずつ明らかになっていく。
7日目の朝を迎え、実結はまだ繰り返しがあったことに安心しながらも、今日が繰り返しの最後じゃないかと思い始めている。そして、修弥が助かることだけを望みながらも、もし今日が最後の日だとしても、笑顔で修弥と話をして一緒に笑い合い、大切に過ごしたいと思っている。
2022年2月18日に公開された[11][9]。監督はYuki Saito、主演は福本莉子と映画初出演の松田元太[4]。櫻いいよの作品としては初の映画化となる。
キャッチコピーは、ティザービジュアルでは「私はまだ、君を知らなかった」[13]、本ポスタービジュアルでは「同じ日を繰り返して、もっと君を好きになる」[14]。
本作の撮影は千葉県内を中心に[15]、栃木県宇都宮市[16]、東京都内[16]、横浜市[17]などで行われた。「主なロケ地」参照。
公開初日の2月18日にTOHOシネマズなんばで公開記念舞台挨拶が行われ、地元が大阪の福本莉子が登壇した[18][19]。翌2月19日にはTOHOシネマズ六本木ヒルズで舞台挨拶が行われ、福本莉子、松田元太、板垣瑞生、横田真悠、莉子、Yuki Saito監督が登壇した[20]。全国100館の劇場に生中継されている[21][22]。
モデルプレスが実施したウェブアンケートでモデルプレス読者が選ぶ「2022年1月~3月に公開されたおすすめの邦画」トップ10では、「1日1日を大切に生きようと思った」という声が数多く寄せられ、ランキング4位を獲得している[23]。
※ 主要人物の役名の苗字は映画版オリジナル。原作では登場人物に苗字は記載されていない。
実結たちの通う高校。
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