別府タワー
大分県別府市にある観光塔 ウィキペディアから
大分県別府市にある観光塔 ウィキペディアから
別府タワー(べっぷタワー)は、大分県別府市にある観光塔である。旧名、観光センターテレビ塔(かんこうセンターテレビとう)。高さは100m。名古屋テレビ塔、通天閣に次ぎ、日本で3番目に建てられた高層タワーで、別府観光のシンボルとして親しまれる。登録有形文化財(2007年10月2日登録)。日本夜景遺産 [ライトアップ夜景遺産](2023年8月7日認定)
別府タワー | |
---|---|
情報 | |
旧名称 | 観光センターテレビ塔 |
用途 | 観光塔 |
設計者 | 内藤多仲 |
構造設計者 | 内藤多仲 |
施工 | 梅林建設[1] |
管理運営 |
管理:カイセイ・プロパティーズ株式会社[要出典] 運営:カイセイ地所トラスト株式会社[要出典] |
構造形式 |
鉄塔:鉄骨構造 下部構造:鉄骨鉄筋コンクリート構造[2] |
階数 | 17階(下部構造は5階[2]) |
高さ | 100m(展望台は55m) |
エレベーター数 | 2基 |
駐車台数 | 100台(第1、第2併せて) |
竣工 | 1957年(昭和32年) |
所在地 |
〒874-0920 大分県別府市北浜三丁目10番2号 |
座標 | 北緯33度16分54秒 東経131度30分20.8秒 |
文化財 | 登録有形文化財 |
指定・登録等日 | 2007年10月2日登録 |
備考 | 2023年8月7日認定「日本夜景遺産」 |
名古屋テレビ塔(現、中部電力MIRAITOWER)、通天閣(二代目)、さっぽろテレビ塔、東京タワー、博多ポートタワーを設計し、「塔博士」とも呼ばれる建築構造家・内藤多仲のタワー六兄弟のひとつで、日本で3番目に建造されたタワーである。
東京タワー完成の1年前にあたる1957年3月20日から開催された別府温泉観光産業大博覧会の目玉施設として建設が構想され、当時の別府市長脇鉄一らが立ち上げた別府観光開発株式会社が建造した。しかし、資金繰りの関係から開幕には間に合わず、閉幕直前の5月10日に完成した[3]。建造費用は2億8000万円。完成時の従業員募集では、希望者が数千人集まったという。[4]。
このタワーは当初電波塔としての利用が予定されていたが、大分県下の各放送局は別府市の十文字原高原に十文字原テレビ・FM放送所(1959年開局、標高469m)を建設したため、その役割を果たすことはできなかった。しかし、1960年代に入ると年間100万人に及ぶ観光客と修学旅行生で賑わい、観光スポットとなった。
1970年代に入ると、隣接する国道10号の拡幅工事により敷地の一部が削られるなどして入場者数が減少。1987年、大きな収入源だった広告ネオンサインの契約が打ち切られたため、経営危機に陥り解体撤去も検討されたが、翌1988年、タイホーレジャーグループが会社を買収し、解体を免れた[4]。その後、広告ネオンサインは朝日ソーラーを経て、2002年から大規模改修直前の2022年5月まではアサヒビールと契約していた[5][6]。
2007年5月10日から6月10日までの期間、50周年の記念写真展「別府タワー懐かしのパネル展」が行われ、建設中のタワーや移り行く別府の風景の白黒写真が展示された。[要出典]
2021年3月、県内で稲積水中鍾乳洞や別府アートミュージアム等を運営する不動産・観光事業会社・開世通商株式会社(現、カイセイ地所トラスト株式会社)が別府タワーを買収[7][8]。2022年5月10日から大規模改修を開始し[9][10]、2023年1月27日にリニューアルオープンした。前日の1月26日には内覧会、式典及び点灯式が行われ[11][12]、レインボーカラーにライトアップされた[13]。
大分県の省電力キャンペーン「121万人夏の夜の大作戦~キャンドルナイト~」の協力企業であり、一年に一度だけ、広告ネオンサインを含む全照明が消される。[要出典]
マスコットキャラクターは2010年2月制定の『別府三太郎』、そして2019年制定の『別府タワーちゃん』の2人が存在したが両方ともに終了している[14]。
鉄骨鉄筋コンクリート構造の建物の上に鉄骨構造の塔を組み、秒速160mの台風にも耐えうる構造となっている[15]。タワー完成時の高さは100m。後にアンテナなどを取り外したため90mとなっていたが[16]、2022年11月23日に[要出典]避雷針を付け替え、100mに復元された。
2022年から2023年にかけての大規模改修では、避雷針を付け替えたほか、鉄骨部分が完成当時の色に復元された。ネオンサインが撤去された[6]一方、鉄骨部分には様々な色でのライトアップが可能なLED照明が増設された。また、展望台のガラスをすべて交換する等、内部も大幅に改装された[11][17]。
Seamless Wikipedia browsing. On steroids.
Every time you click a link to Wikipedia, Wiktionary or Wikiquote in your browser's search results, it will show the modern Wikiwand interface.
Wikiwand extension is a five stars, simple, with minimum permission required to keep your browsing private, safe and transparent.