三宮・花時計前駅
兵庫県神戸市中央区にある神戸市交通局の駅 ウィキペディアから
兵庫県神戸市中央区にある神戸市交通局の駅 ウィキペディアから
三宮・花時計前駅(さんのみや・はなどけいまええき)は、兵庫県神戸市中央区磯上通八丁目にある神戸市営地下鉄海岸線の駅[1]。同線の終着駅である。駅番号はK01。
島式ホーム1面2線構造の地下駅で、同線の終着駅である[1]。神戸国際会館の南側市道に東西に延びる形で位置し、中地下二階にコンコースと改札が、その下にプラットホームがある。神戸国際会館のサンクンガーデン(およびSOL地下2階)やさんちかと接続する出口1、国際会館前の東西道路と接続する出口2、三宮ビル南館と接続する出口3、元町地下通路(旧居留地・大丸前駅と接続)やさんちか、神戸市役所と接続する出口4がある[3]。さんちかを経由することで各線三宮駅へ乗り換えすることがきる。駅構内にはトイレ(こうべ・だれでもトイレ)やAEDが設置されており、プラットホームへはエレベーターが1台、エスカレーターが4台設置されている。改札外コンコースにファミリーマートが営業している。
西神・山手線へは、一旦改札を出てさんちかを介して三宮駅で乗り換えとなる。連続して乗車する場合、区間を通算して乗車券を購入して乗り継ぐことができ、その場合は当駅の改札内を出場してから90分以内に三宮・花時計前駅の改札内に入場する必要がある[1][4]。
駅イメージテーマは「劇場都市の玄関」とされ、神戸全体を劇場都市とみなし、当駅をその玄関口と位置づけデザインされた。コンコースは隣接する巨大施設である国際会館のイメージを引用し、床・壁に炻器質タイル採用、基調色はベージュ系・ブラウン系とし、劇場都市としてのにぎわいを表現するとともに、部分的に大理石モザイクを用い暖かみと華やかさのあるデザインを目指した。また、柱・梁には意匠性に富んだGRC化粧仕上げとし、三宮の歴史を表現するとともに空間を分節し、ヒューマンスケールにすることを狙った。プラットホームは「帆船のデッキから水平線を望む」を原イメージとして、床はデッキをイメージさせる炻器タイルや大理石モザイクのデザイン張りとし天井は「風をはらんだ帆」をイメージさせるやわらかな曲線を持つスパンドレルとした。また、ホーム対向壁は海をイメージさせるマリンブルーのグラデーションを施し、海岸線のブルーラインをより印象的にすることを試みた。
ホーム | 路線 | 行先 |
---|---|---|
1・2 | 海岸線 | 新長田方面 |
2022年度の1日平均乗車人員は7,442人である[5][6]。海岸線の駅では和田岬駅、新長田駅に次ぐ第3位で、開業以降緩やかな上昇傾向が続いている。
開業以降の1日平均乗降・乗車人員は下表のとおり。
年度 | 1日平均 乗降人員[8] |
1日平均 乗車人員 |
---|---|---|
2001年(平成13年) | 5,260 | |
2002年(平成14年) | 5,842 | |
2003年(平成15年) | 5,842 | |
2004年(平成16年) | 5,819 | |
2005年(平成17年) | 11,174 | 5,915 |
2006年(平成18年) | 6,231 | |
2007年(平成19年) | 6,258 | |
2008年(平成20年) | 6,430 | |
2009年(平成21年) | 6,434 | |
2010年(平成22年) | 6,443 | |
2011年(平成23年) | 6,495 | |
2012年(平成24年) | 6,740 | |
2013年(平成25年) | 6,782 | |
2014年(平成26年) | 6,889 | |
2015年(平成27年) | 7,106 | |
2016年(平成28年) | 7,349 | |
2017年(平成29年) | 7,904 | |
2018年(平成30年) | 8,255 | |
2019年(令和元年) | 8,434 | |
2020年(令和 | 2年)13,314 | 6,657 |
2021年(令和 | 3年)6,982 | |
2022年(令和 | 4年)7,442 |
三宮の南部に位置し、オフィスビルが多い。
JR三ノ宮駅、阪急・阪神神戸三宮駅及びその他各路線の三宮駅と地下街(さんちか)を通じて接続している。直接隣接しているわけではないため、乗り換えには徒歩で5分から10分程度の時間を要する。
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