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この項目では、金田一蓮十郎による漫画作品について説明しています。
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『ライアー×ライアー』は、金田一蓮十郎による日本の漫画作品。『デザート』(講談社)にて2010年4月号から[1]2017年8月号まで不定期連載された[2]。単行本は全10巻。2020年11月時点で累計発行部数は190万部を突破している[3]。
概要 ライアー×ライアー, ジャンル ...
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2015年、第39回講談社漫画賞・少女部門にノミネートされる[4]。
2021年に実写映画版が公開された[5]。
ちょっとした遊びのつもりで友達の高校の制服を着て渋谷に来た20歳の高槻湊は、義理の弟・透と遭遇。訝しむ透をよそに、別人だと主張するが、なぜか透に気に入られてしまったようで、湊はこれを機に透の女癖の悪さを直させようと考える。
- 高槻 湊(たかつき みなと)
- 本作の主人公。20歳。大学生。童顔。小学生の頃に母親が再婚し、同い年の弟ができる。中学生の時、自宅で透と上級生の「情事のあと」を見て以来、潔癖症になった。掃除でストレス解消をする。
- 友人・真樹の高校時代の制服と鞄を借りて渋谷にいた時に、透と会ってしまい、赤の他人の「野口みな」を名乗る。透に告白され、彼の女癖の悪さを見込んで「セフレ全員と関係を切れたら」と条件を出したところ、彼が約束を果たしたために引くに引けなくなり付き合い始める。「みな」に向けられる透の想いの強さをひしひしと感じ、複雑な感情を抱く。
- 城巡りが好きで、大学では日本史研究同好会に入っている。
- 高槻 透(たかつき とおる)
- 親の再婚でできた、湊の同学年の義弟。イケメンで女子からも人気があり、経験豊富。
- 渋谷で義姉・湊が扮する、みなと出会い、何度か会った後に交際を申し込む。女癖が悪く、当初は付き合うとすぐに手を出していたが、みなに対しては慎重に接している。
- 野口 真樹(のぐち まき)
- 湊の大学の同級生。湊に高校時代の制服と鞄を貸し、今風のメイクを施した。湊のよき相談相手。
- 烏丸 真士(からすま しんじ)
- 湊が小学生の頃、同じ塾に通っていた男子。木造建築に興味があり、その派生で歴史サークルに所属する。他大学との交流会で湊と再会し、後に告白する。
- 塚口(つかぐち)
- 湊のサークルの先輩。戦国時代好き。みき(湊の更なる別名のキャラ)が塚口から相談を受けた時、湊に好意を寄せている事がわかる。
- 少々あまのじゃくなところがあるが、新しくサークルに加わった透に友達がいないと知り、その後の飲み会では進んで友達になるなど、思いやりのある一面も見られる。
- 中崎(なかざき)
- 湊のサークルの同期。ニックネームは「ナカさん」。よく語尾に「〜」をつける。
- 戦国コスプレ好きで、よくサークルのメンバーをコスプレをさせコスプレイベントに参加させている。しかし「コスプレをしない人は一緒に行ってあげない」等のこだわりもある。趣味に没頭しているため彼氏は居ない。毎年バレンタインの季節になると盛り上がっている。
- 周(あまね)
- 湊のサークルの先輩。ショートヘアで美形。中学生のとき、バレンタインで他校の女子からもチョコレートを貰うほどのイケメン。コスプレイベントで男装のコスプレをしたときは、もみくちゃ状態になる。
- 4巻で、湊や中崎からはたまに「生まれてきてくれてありがとうございます」と思われている事がわかる。
- 透がサークルに加入したときの飲み会で、彼を見た時は噂のことで怪訝な顔をしたが、湊の義弟であると知った後はそうした態度はとらなくなる。
- 川西(かわにし)
- 湊のサークルの先輩で会長。仏像好き。髪は丸刈りで肥満体型。眼鏡をかけている(キャラクタデザイン的には、眼鏡の奥の目は描かれていない)。
- 透が大学で友達が少ないことを湊から聞き、透をサークルに加入させることを勧める。
- 留年した際に体調を崩し痩せてイケメンになったが、正月で餅を食べ過ぎたため元の体型に戻ってしまった。
『キネマ旬報』 2022年3月下旬特別号 p.23