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『ミルコのひかり』(Rosso come il cielo)は、2006年のイタリアの伝記映画。監督はクリスティアーノ・ボルトーネ、出演はルカ・カプリオッティとパオロ・サッサネッリなど。イタリア映画界の盲目のサウンドデザイナー(音響技師)ミルコ・メンカッチの少年時代を描いている[2]。
ミルコのひかり | |
---|---|
Rosso come il cielo | |
監督 | クリスティアーノ・ボルトーネ |
脚本 |
クリスティアーノ・ボルトーネ パオロ・サッサネッリ モニカ・ザペッリ |
製作 |
クリスティアーノ・ボルトーネ ダニエレ・マッツォッカ |
製作総指揮 | ジャンルカ・アルコピント |
出演者 |
ルカ・カプリオッティ パオロ・サッサネッリ |
音楽 | エツィオ・ボッソ |
撮影 | ヴラダン・ラドヴィッチ |
編集 | カルラ・シモンチェリ |
製作会社 | オリサ・プロドゥジオーニ |
配給 |
Lady Film シネカノン |
公開 |
2006年10月17日 (ローマ国際映画祭) 2007年3月9日 2007年9月8日 |
上映時間 | 100分 |
製作国 | イタリア |
言語 | イタリア語 |
興行収入 |
$194,758[1] $731,464[1] |
メンカッチ本人がサウンドデザインを担当している[3]。
日本では2007年4月から5月にかけて開催された「イタリア映画祭2007」において『空のように赤く(仮題)』のタイトルで4月29日に上映された[4]後、同年9月から『ミルコのひかり』のタイトルで一般劇場公開された。
1970年代初頭のイタリア・トスカーナ。自宅にあった銃の暴発で盲目となった10歳の少年ミルコ・バレーリは、当時の法律に従い、ジェノヴァにある全寮制の盲学校カッソーニ校に入れられる。 盲目の校長は、厳格な規律で少年たちを縛り付け、彼らの才能や可能性を一切認めようとしなかった。 ある日、録音装置を手にしたミルコは、音の世界に関心を持つようになる。そして寮の管理人の娘フランチェスカや盲学校の友人らと音による劇を作り始める。ところが、それに気付いた校長は、これまでも反抗的な態度を取ることが多かったミルコを退学処分にしてしまう。ミルコの才能に早くから気付いていた教師のジュリオ神父は校長に退学の撤回を願い出るが、校長は「盲人に選択肢はない」と言い放つ。
しかし、ミルコとフランチェスカが出会った製鉄所で働く盲目の青年エットレらのストライキとデモにより、ミルコの退学は取り消しになる。そしてミルコたちによる音だけの劇が学芸会で披露される。
1975年にイタリア政府は盲学校を閉鎖し、盲人が一般校に通える法案を承認した。
日本では2008年8月6日にDVDが発売され、目が不自由な人向けの「音声ガイド」、視力が弱い人向けの大きな字幕も収録されている[5]。
2006年ブラジル・サンパウロ国際映画祭で観客賞を受賞している[6]。
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